好きな人の態度が自分に興味なさそうなら、どうアプローチする?

恋愛をしていると、相手の気持ちが分からず、悩むことがあります。片思い中の場合、「相手がどうやら自分に興味がなさそう」と感じると、途方に暮れてしまいますね。しかし、何もせずに「どうせ脈なし」と決め付けるのは、もったいないかもしれません。この記事では、婚活スタイリストの山本のぞみさん監修の下、「脈なし」かどうか見分けるポイントや、恋愛に興味がない人の特徴、振り向かせるためのアプローチ方法などをまとめました。

好きな人が自分に興味ないかを見分けるには?



好きな人が自分に興味ないかを見分けるには?

自分が好きな人の恋愛対象になっているのかどうかは、気になるところですよね。相手の態度や言動によって、恋愛相手として自分が興味を持たれているのかどうかが、判断できることもあります。ここでは、「脈なし」の場合に見られるサインを紹介します!

相手から質問をしてこない


好きな人や興味がある相手の場合、「この人を知りたい」という気持ちから、自然と質問をする場合が多いです。

会話やLINEなどのやりとりをしていて、いつも自分から質問や話題を振ってばかりで会話が一方的だったり、相手の相づちが「そうなんだ」「へー」など次につながらない返しだったりする場合、相手があなたにさほど興味を抱いていないサインかもしれません。

ただ、シャイな性格で雑談をするのが苦手な場合もあるので、単に「質問がない」だけでは見分けられないケースもあります。相手の性格も含めて、判断できるといいですね。

恋愛相談をされる


自分とは別の人との恋愛相談をしてくる場合、その時点では「脈なし」だと思った方がいいでしょう。あなたを単なる友人として見ているか、あなたの好意を感じ取って、あえて距離を取るために恋愛相談をしている可能性があります。

前者の場合、相手の恋愛相談に応えて時期を待ちつつ、相手にアピールする機会を狙うか、一か八か思い切って、恋心を伝えてみるのも一つの手。

後者の場合も、取りあえずは平静を装って相談には応えましょう。距離を保ちつつ、まずは「良い友達」になることを意識してみてください。

相手からの連絡がほとんどない


好きな人や気になる人に対しては、自分から連絡を取りたくなるもの。こちらから連絡をするばかりで、相手からの連絡がほとんどなかったり、用件のみの連絡だけだったりする場合、相手に興味を持ってもらえていない可能性が高いです。

個人的な話をほとんどしない


好きな人であれば、相手のことをもっと深く知りたいと思う気持ちと同じくらい、自分を知ってほしいという気持ちが湧くもの。そのため、会話の中で家族や大切な友人の話題、過去の失敗話や夢中になっていることなど、プライベートな話をすることもあります。

逆に会話の中でそういった話が一切出てこず、世間話や用件のみで終わる場合、深入りするほどの関心を相手に持っていないと言えるでしょう。

目が合わない


好きな人や気になる人と会話をしているときは、真剣に相手の話を聞くため、照れはあっても目が合う頻度が高くなります。しかし、興味がない人の場合、「勘違いされては困る」「できるだけ早く会話を終わらせたい」という気持ちも働き、意識して目を合わせないこともあるでしょう。


自分に興味なさそうな人を振り向かせる方法



自分に興味なさそうな人を振り向かせる方法

「意中の人は、どうやら自分に興味がなさそう」と感じても、すぐに諦めるのはもったいないかもしれません。現時点で恋愛対象として見られていなくても、行動によって、相手に意識してもらえる可能性も残っています。ここでは、好きな人が、自分に興味がなさそうなときにおすすめのアピール方法を紹介します!

好きな人の目を見て話す


まずは、好きな人にさりげなく好意を伝えるため、会話中はなるべく目を見て話すようにしましょう。

相手の目を見て話すと、真摯(しんし)に相手と向き合っているように伝わり、誠実な印象を持たれます。それだけでなく、相手に自分のことを意識させ、恋愛相手として見てもらうきっかけをつかめるかもしれません。

好きな人に質問をする


会話の中では、積極的に質問をしましょう。質問をすることで、相手は「自分に関心を持ってくれているんだな」と思い、好意を抱いてもらいやすくなります。また、好きな人の趣味趣向を知るチャンスがつかめるでしょう。

ただ、質問をする際は、いきなり自分の聞きたいことをぶつけるのではなく、相手との距離感も大切にしましょう。あまりにもプライベートで答えにくそうな質問は避け、相手が簡単に答えられるものや、会話が盛り上がることを意識した質問を心掛けましょう。

定期的に連絡を取る


ちょっとした用事や相談事をつくり、定期的に連絡をするのもおすすめ。普段からやりとりをしていると、共通の話題が増え親近感を抱きやすくなるものです。

メッセージだけでなく、時には画像も活用してみましょう。相手の興味を引きそうなものを見つけたら、写真を撮って送ると、その場の雰囲気が伝わり、気持ちを共有しやすくなります。

ただし、「定期的」といっても快適な連絡の頻度は、人それぞれ。自分の都合だけではなく、相手のペースに合わせて頻度を調整するようにしましょう。

二人で一緒に何かをしたいとアピールする


会話の中で、共有の話題が出てきたら、「〇〇に一緒に行ってみたいね〜」「今度、一緒にやってみたいね」など、「二人で一緒に何かをしたい」とさりげなくアピールしてみましょう。

それほど意識していなかった相手でも「一緒に○○しよう」と言われると、親しみを感じるなど、距離が近くなったような気持ちになりそうです。


相手が興味がないのは“恋愛”の可能性もある



相手が興味がないのは“恋愛”の可能性もある

好きな人に勇気を出してアプローチをしても、相手が興味なさそうな様子だと、「自分に魅力がないせいだ」などと落ち込んでしまいますね。しかし、もしかしたら「脈なし」の理由は、他にあるのかもしれません。

例えば、仕事や趣味が充実していると、恋愛にベクトルが向きづらいもの。仕事の他家族などプライベートに問題を抱えている人は、他に解決しなければならないことがあるため、恋愛の時間を楽しみたくても、後回しになるでしょう。

また、一人でいることが好きだったり、恋愛そのものに対しあまり関心がなかったりする人もいるでしょう。

好きな人が「自分に興味を持っていない」と感じたら、そもそも相手は恋愛に関心がある人なのか、相手が恋愛をしたいと思える状況なのかなど、様子をさりげなく確認した方がいいかもしれませんね。


恋愛に興味がない人の特徴



恋愛に興味がない人の特徴

前述したように、「脈なし」のように見えても、相手があなたに興味がないというより、「恋愛」そのものに興味のない可能性もあります。ここでは「恋愛に興味がない」人の特徴について、ご紹介します。

仕事が忙しい


単純に、仕事が忙しい人は、相手に会う時間を確保できないため、「今は恋人はいらない」と恋愛を避けることがあります。新しい部署に移ったり、転職活動をしたりなど、仕事の環境が大きく変わったときなども、目の前の課題に対応するのに忙しく、プライベートなことを後回しにしている場合も。

会話の中で、「最近忙しい」「今、○○をやっていて、大変なんだ」など、忙しさをよく口にする人は、現状、恋愛の優先順位が低いことを遠回しに伝えているのかもしれません。

休日の楽しみが多い


趣味があったり友人関係が充実していたりすると、恋愛の優先度が下がりやすくなります。このタイプの人は、休日の予定を聞くとたいてい、何かしらの予定で埋まっています。恋愛をしたい気持ちがあっても、恋人をつくると、趣味や友人と過ごす時間が減るのではないかと思い、おっくうになってしまいがちです。

恋愛に疲れている


前の恋人と別れた直後や、失恋が忘れられないなど、恋愛によって精神的に傷ついた経験があり、トラウマから一歩を踏み出すことができません。「今は恋愛をおやすみしたい」と考えているため、アプローチされてもあえて気付かない鈍感なふりをするなど、自分の感情にブレーキをかけがちです。

また、トラウマによって自己肯定感が下がっていると、自信がない故に「自分のことを好いてくれる人なんていない」とマイナスな思い込みをして、相手の好意を素直に信じないケースもあります。

「恋愛=結婚」と考えている


結婚を視野に入れて交際をしたいタイプの人は、恋愛により慎重になりがちです。

「いいな」と思う相手がいても、その先の「結婚」がチラつくために、「今は時期として適切ではない」「経済的な余裕がない」などいろいろと考えて、踏み込めない場合もあるようです。

「自分の時間を大切にしたい」と思っている


誰かと過ごすよりも、一人が気楽だと考えている人もまた、恋愛に関心が向きづらいです。

自分の時間を何より大切にしているために、恋愛相手と連絡を取り合ったり、デートをしたりする時間がもったいなく感じてしまうようです。一人で気軽に出かけたり、余暇を過ごしたりすることができなくなると感じ、「面倒だから恋人はいらない」と思っているケースもあります。


恋愛に興味なさそうな人を振り向かせる方法



恋愛に興味なさそうな人を振り向かせる方法

好きな人が恋愛に関心を持っていない様子でも、アピール次第で少しずつ距離を縮めることができるかもしれません。ここでは、おすすめの方法をいくつか、ご紹介します!

まずは、話しやすい存在になる


恋愛に興味がないという人を振り向かせるのは、簡単なことではありません。ある程度の長期戦を覚悟した方がいいです。まずは、共通の趣味や好きなことの話題を見つけて、気軽に話してみてください。そこから、徐々に連絡をまめに取ったりプライベートでも一緒に遊んだりする関係性を築きましょう。

相手が恋愛をしたくない理由を探る


好きな人がどうして恋愛に興味がないのか、その理由を探りましょう。何げない雑談の中で、相手をよく観察してみてください。人生において何を大切にするタイプなのか、仕事の状況などを知り、どんなことが恋愛のネックになっているかを分析してみましょう。相手の状況を把握した上で、柔軟にアプローチをすることが大切です。

例えば、仕事が忙しくて恋愛をしたくないのであれば、相手をさりげなく励ましつつ、落ち着くまで時期を待つのもアリでしょう。また、趣味を大事にする人であれば、相手の好きそうな話題をリサーチし、会話を振ったら盛り上がるかもしれません!

相手の「好きなタイプ」を聞いてみる


「恋愛に興味がない」という人でも、過去に恋愛はしてきたかもしれません。恋バナをするチャンスがあれば、相手の恋愛観や「好みのタイプ」を素直に聞いてみましょう。単純に、恋バナというちょっと踏み込んだ話題をするだけでも、軽い非日常感が味わえ、相手を意識するきっかけになることもあります。

「どんな人となら付き合いたいか」を確認することで、交際において相手がどんな点を尊重してほしいのか、知ることができます。また、その際さりげなく「私がもしあなたと付き合うなら、こうするだろうな〜」と相手に寄り添った提案をしてみるのもいいでしょう。

二人で出かけてみる


友人として仲良くなってきたら、共通の趣味や話題をきっかけに、「二人で○○に行こうよ!」とフランクなノリでデートに誘ってみてください。二人での時間が心地よいものであれば、「付き合ったら、楽しそうかも」と相手に良いイメージをさせることができるかもしれません。

自分の時間を大切にする


相手に合わせてばかりではなく、自分自身が楽しいと思うこと、やりたいことに積極的になりましょう。好きなことに没頭し、仕事やプライベートが充実している人は、やはり魅力的に映るもの。生き生きとしている姿を見せることで、「この人となら、互いに束縛されず有意義な関係が築ける」と相手に良い印象を与えられるでしょう。


相手の気持ちを意識して無理ないアピールを!



相手の気持ちを意識して無理ないアピールを!

片思い中の人は、相手が自分に興味があるかどうか、常に気になってしまうものです。しかし、「脈あり」なのか「脈なし」なのかばかり考えていると、かえって相手の気持ちが見えにくくなることもあります。

現段階で好きな人に恋愛対象として興味を持たれていなかったとしても、好意的な印象を持ってもらえるように、心掛けてみてください。そのためには、相手の気持ちや状況を察した、無理のないアピールをすることが大切です。

好きな人にとって、あなたが誠実で打ち解けられる存在になれれば、自然とその魅力に気付いてくれる日が来るかもしれませんよ。


取材・文/おかゆ


【監修】
山本のぞみさん
メンタルトレーナー、婚活スタイリスト。自身の恋愛依存や離婚経験をもとに、アラサー女性を専門とした婚活コンサルタントとして2019年より活動開始。婚活で悩む男女数百人の悩みを聞くうち、全ての悩みの根源はメンタルにあると気づいたことから、2022年よりメンタル専門のサポーターとしても活躍中。自己肯定感を上げながら、理想のパートナーに愛される女性を増やす取組みを行っている。
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