人を好きになる瞬間やきっかけ15選!男性・女性に違いはある?

人を好きになる瞬間や恋に落ちる瞬間ってどんなとき?男女で違いはあるのかしら?好きな人に振り向いてもらいたい、恋愛がしたい人にとっては、気になるポイントですよね。男女の恋愛観に詳しい心理カウンセラーの浅野寿和さんに、人を好きになるきっかけや心理を男性と女性それぞれの特徴とともに教えていただきました。意中の人に好きになってもらいたいなら、ぜひ参考にしてください!

人を好きになる瞬間って?



人を好きになる瞬間って?

人を好きになる瞬間やきっかけには、男女共通のものがたくさんあります。普段のイメージとのギャップを感じたとき、楽しみや喜びを分かち合えたときなど、トキメキのポイントとなる出来事には共通しているものが多いです。

しかし、同じ出来事でも男性と女性では好きになる理由やその捉え方、出来事に伴って感じる感情が少し異なります。その違いをいくつか挙げてみましょう。

【男性編】人を好きになる瞬間5選



【男性編】人を好きになる瞬間5選

男性が人を好きになるポイントは、直感的だということ。インパクトのある出来事にビビビとくる人が多いのが特徴です。

相手の優しさを感じたとき


一般的に一番多いとされているきっかけは、優しさ。男性が女性に求める優しさとは、「理解された」「受け入れられた」など。

「自分のことを受け入れてもらえた」という優しさを感じると、相手の存在を大切に思い始めます。

性的な魅力を感じたとき


男性は女性と比べ視覚で得た情報で判断する傾向があるので、見た目の好みやボディラインなど、女性の外見的な部分に性的な魅力を感じ、好きになります。

また、「守ってあげたくなるような清楚な一面」「包み込んでくれる癒やしの包容力」なども男性にとっての理想の女性像を示すことがあり、惹かれるポイントです。

自覚していない自分の魅力に気づかせてくれた


人には「自分が知らない自分を知りたい」という欲求があります。特に男性は「あなたは特別」など、自分では気づかない魅力や能力の価値を教えてくれる人には好意を抱きやすい傾向にあります。

「誰か」を思い出させる人と出会ったとき


「誰か」とは、初恋の人や忘れられない元カノだけでなく、母親なども含まれます。男性は自分にとっての「誰か」と同じ要素を持っている人に惹かれることがあります。

相手に必要とされたとき


他者から自分の存在が必要だと示されると自分の価値を認めてもらえたと感じて、その人に好意を抱きやすくなります。

それは、包容力の男性的な側面は「守ること」なので、女性から頼られ「守ることができた」と包容力が承認されると喜びを感じます。

【女性編】人を好きになる瞬間5選



【女性編】人を好きになる瞬間5選

女性は相手のことをよく知ってから好きになる傾向にあります。ひと目ぼれのように瞬間的に恋に落ちるよりも、だんだんと好きになっていくパターンが多いのが特徴です。

相手の優しさを感じたとき


女性が男性に求める優しさは、「大事にされている」「自分に興味を持ってもらえている」など。

男性は「受け入れてくれている」ということだけで優しさを感じますが、女性は「自分のことを考えて何かをしてくれている」ということに優しさを感じるのがポイントです。

性的な魅力を感じたとき


女性も男性の外見的な部分に性的な魅力を感じて好きになることがあります。ただ、その心が成熟していく中で、例えば「才能や能力」「決断力」「行動力」「仕事ができる」など、何かしら秀でている能力に男らしさを感じるようにもなります。

また、自分を導いてくれるような言葉やアドバイスも、恋が芽生えるきっかけとなります。

知らないことを教えてもらった


自分の知らなかったことを教えてくれたり、経験したことのない体験をさせてくれる相手に好意を持つ心理傾向があります。特に自分の価値観を変えるほどの影響を与えた人は強く印象に残り、好きになりやすくなります。

学校の先生や仕事ができる先輩を好きになるのがこのパターンです。

楽しみや喜びを分かち合えたとき


人には「感動した出来事を他人と共有したい」という特性があります。これは、男性と比べて感情に敏感な女性特有の好きになるきっかけです。

同じプロジェクトで努力や成功を分かち合えた同僚を好きになるのがこのパターンです。

緊張状態、恐怖を感じる状態で異性に会ったとき


緊張や恐怖を強く感じているときに出会った人、そのときそばにいた人を好きになってしまう、いわゆる「つり橋効果」といわれるもの。男性よりも感情に敏感な女性の方がこのパターンに影響されやすいと考えられます。

【男女共通】人を好きになる瞬間5選



【男女共通】人を好きになる瞬間5選

人が人を好きになる状況やきっかけには、男女共通のものがたくさんあります。ここでは男女共に同じ理由の好きになる瞬間を心理学的に紹介します。

普段よく会うようになったから


初めは興味がなかった相手でも、何度も接しているうちに次第に良い感情を抱くことを「単純接触効果」といい、人を好きになるテッパンの理由です。一緒にいる時間が長い同僚を好きになるのがこのパターンです。

よく知っている相手だから


相手の内面を知るうちに、次第に緊張が薄れて好感度が上がっていくことを「熟知性の原則」といい、こちらもよくある恋心を抱く理由の一つです。幼なじみにいつの間にか恋をするのがこのパターンです。

普段のイメージとのギャップを感じたとき


人の心理状況においてプラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなることを「ゲインロス効果」といいます。特に、最初にマイナスの印象を与え、その後にプラスの印象を与えるとより良い好印象を抱かせることができます。

「チャラいな」と思っていた男性の真面目な一面を知って気になる存在になった、というのがこのパターンです。

自分にない特徴を持っている人と出会ったとき


自分にない特徴を持つ人に惹かれることを「相補性の法則」といいます。一度惹かれ始めると強く感情を動かされる場合が多く、比較的大恋愛に発展しやすいといわれています。

逆のパターンで、自分と似ている、共通点が多いと感じる人に惹かれることを「類似性の法則」といいますが、こちらは大恋愛に発展することは少ないけれど、嫌いになりにくいという性質があります。

第三者からの高評価を聞いたとき


本人から直接聞いた情報よりも第三者を通して聞いた情報の方が信頼性が増すことを「ウィンザー効果」といいます。口コミやレビュー、評価サイトなどをチェックするのも同じ心理です。

意識していない男性でも友人から「彼は本当にいいヤツだ」と聞くと気になっちゃう、というのがこのパターンです。

【男女別】人を好きになる心理とは?



【男女別】人を好きになる心理とは?

そもそも人を好きになる心理に、男女でどのような違いがあるのでしょうか。

男性が人を好きになるときの心理


男性が女性を好きになる一番のポイントは、「自分を受け入れてくれる人か」ということ。「承認」を好むので、自分の努力や行動を評価してくれたときや悩みを受け止めてくれたときなど、全面的に受け入れてくれる人、認めてくれる人に安心し好意を抱きます。

また、男性は好きか嫌いかを直感的に判断するのも特徴。相手のことを深く知らなくても直感的に気持ちが盛り上がることもあり、同時に複数の女性を「好き」と思えてしまうこともあるのです。

女性が人を好きになるときの心理


女性も男性と同じく「自分を受け入れてくれる人か」ということが一番ですが、「受容」であることがポイントです。「今のままでの君でいい」と言われたときや大事にされていると感じたときなどに好意を抱きます。

また、長く関わることを前提に考えているので相手を知るプロセスも重要で、喜びの経験が積み重なりジワジワと好きになる、いつの間にか大好きになる。というケースが多いのが特徴です。

「好きか分からない」気持ちの見極め方



「好きか分からない」気持ちの見極め方

恋人や気になる人に対して「私は本当にこの人のことが好きなのかしら?」と、自分の気持ちが分からない、好きだったはずなのに分からなくなってしまった、と悩んでしまうときもありますよね。

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「好きか分からない」ときに気持ちを整理する方法とは?

人を好きになる瞬間を見逃さないで!



人を好きになる瞬間を見逃さないで!

人が人を好きになる瞬間やきっかけ、その心理などを理解していれば、好きな人の心を射止め、恋人の心をとりこにできるかも!相手を理解し、相手が求める行動をしたり言葉をかける、同じ時間や経験を共有する、などが基本です。

好きな人に振り向いてもらうため、できることから試してみてください!

取材・文/宮城なほ子

【監修】
浅野寿和さん
カウンセリングサービス所属。心理カウンセラー。20代の苦難の状況を心理学で乗り越えた経験からカウンセラーとなり、恋愛・夫婦問題や男性心理分析、家族・職場などの対人関係、自分らしさを取り戻すなど、ジャンルを問わず、多数の実績を持つ。年間400件以上の面談カウンセリングを行う現場主義の実践派。
浅野寿和さんオフィシャルサイト
https://www.asanohisao.jp/