「年の差婚」の良い点や注意点!年齢差カップルのホンネとは?

最近に耳にすることが多い「年の差婚」。そもそもどのくらいの年齢差の結婚を年の差婚というのでしょうか。男性が年上で女性が年下の場合とその反対の場合別に、良いところと注意点を、恋愛コンサルタントの山本早織さんに聞いてみました。また、先輩カップル&夫婦に聞いた年の差のメリットと注意点も紹介。年の差婚をうまくいかせるコツも伝授するので、まさに年の差婚予定のカップルや年の差婚希望の人は、ぜひご参考に!

男性が年上の「年の差婚」の良いところ



男性が年上の「年の差婚」の良いところ

年齢が離れていることでどんな良いところがあるのでしょうか。男性が年上の場合と年下の場合に分けて説明します。まずは、男性が年上の場合の良いところから見ていきましょう。

包容力がある


年上の男性は女性よりも年齢を重ねている分、メンタルや考え方に余裕がある可能性が高いので、ある程度の甘えやわがままは許してもらえるでしょう。

女性がイライラしたり、すねたりしても、広い心で許してくれ、ケンカになることも少ないかもしれません。


新しい視点をくれる


人生経験が豊富なので、今まで考えもしなかったことや、未経験のことを教えてくれます。新しい視点や発見をくれるので、女性自身が成長することができるでしょう。また、つらいときや困ったときに、相談したり、アドバイスをもらったりすることもできます。


男性が年上の「年の差婚」の注意点



男性が年上の「年の差婚」の注意点

年の差婚で考えられる注意点も、男性が年上の場合と年下の場合別に見てみましょう。男性が年上の場合には、どんな気になることがあるのでしょうか。


価値観の違いを感じる


これは男性が年下の場合も同じですが、年が離れていると、価値観や音楽や映画などの趣味嗜好(しこう)、習慣や食事などの生活スタイルまで、違ってしまうことがあります。

違いやジェネレーションギャップを楽しめるうちはいいですが、食事制限など相手の健康面などはお互いに気を付けられるといいですね。


一緒に過ごせる時間が少ない


平均寿命を考えると、男性の方が先に亡くなる可能性が高いです。同世代同士の夫婦と比べると、一緒に過ごせる時間が短いかもしれません。


男性が年下の「年の差婚」の注意点



男性が年下の「年の差婚」の注意点

自分の年齢を感じてしまうことがある


男性と同年代の女性に焼きもちを焼いたり、浮気をしないかハラハラしたりする可能性があります。

自分より若い女性への浮気の不安があったり、自分磨きをして男性から魅力的に見える努力をし続けたりと、埋まらない年齢差に疲れてしまう人もいるかもしれません。


頼りなく感じる


女性より人生経験が少ない場合は、トラブルや困難に遭ったときに頼ったり、アドバイスをもらったりすることができない場合もあります。相手の精神年齢が低く感じられることで、頼りなく思うこともあるでしょう。



【体験談】年の差カップル&夫婦のホンネ



【体験談】年の差カップル&夫婦のホンネ

年の差カップルや夫婦は、実際に年齢差がある結婚や交際をどのように感じているのでしょうか。20〜30代の年の差カップル&夫婦に良かったこと・気を付けたいポイントを聞いてみました。


年の差カップル&夫婦で良かったこと!


相手が年上の場合、「落ち着きがある」(24歳/女性)、「包容力がある」(26歳/女性)といった、人生経験が多い分得られるメリットが挙げられました。相手が年上の場合は、年上ならではの余裕や安心感が得られるかもしれません。

「自分より大人で、経験も豊富で人間的にも尊敬できるところがある」(37歳/女性)、「相手が大人なので自分のことをよく理解してくれているため、ケンカしないこと」(31歳/女性)などの尊敬できたり、甘やかしてくれたりするのも、相手が年上の場合の年の差婚ではあり得ること。人生を長く生きている分、知識や経験が豊富なので、相手から学ぶことがたくさんあるのでしょう。

男性に関しては、「安心できる」(31歳/男性)、「素でいられる」(29歳/男性)という意見もありました。同世代の女性と付き合うと、男性は「格好つけなければいけない」という気持ちがあるのでしょうか。年の差がある女性だと、安心できたり、格好つけなくてもいいというメリットがあるみたいですね。


年の差カップル&夫婦で気を付けていること!


「昔好きだった芸能人や子どもの頃の生活など、ジェネレーションギャップを感じるような話題を振らないこと」(31歳/女性)、「夫婦だけど年上なので、なるべく立てるようにしている」(37歳/女性)など、男性が年上の年の差カップルの場合は、女性は男性を立てたり、話題に気を使ったりと、年上であることを尊重している女性が多いことが分かりました。年上であることからプライドもあるはずなので、相手をうまく立てるのは良い関係を保つ秘訣(ひけつ)かもしれませんね。

「相手が年上なので食事の栄養バランスに気を付けている」(28歳/女性)などの、現実的な方法も挙がりました。また、「相手の体力に合わせられるように、定期的に運動している」(33歳/男性)のように、年上の男性は、体力的な面で年下の女性に合わせられるように努力をしている人もいるようです。


「年の差婚」をうまくいかせるには?



「年の差婚」をうまくいかせるには?

年の差婚ならではの悩みや問題もあるはず。年の差婚をうまくいかせるコツはどこにあるのか、山本さんに聞いてみました。


年の差を言い訳にしない


年が離れているのを言い訳にしないこと。ふたりの意思疎通に問題があったときや、お互いの価値観にギャップがあったときに、「年の差があるから」という理由で片付けず、きちんと一人の人として向き合うようにしましょう。

問題があるたびに、話し合ったり、歩み寄ったりすることで、大きな溝にならずに済みます。


感謝や謝罪の気持ちを伝える


特に相手が年上だと、相手がやってくれることや理解をしてくれることが当たり前で、甘えることも多いかもしれません。それを当然のことだと思わずに、感謝の気持ちを伝えること。

相手が年下の場合は、プライドの関係で謝ることが素直にできないことがあるかもしれません。自分が悪かったときはきちんと謝罪しましょう。

年が離れているからこそ、コミュニケーションは大事なので、感謝も謝罪もきちんと相手に伝えることが大切です。


将来のことをしっかり話し合う


相手が年上の場合は、先立たれる可能性が高いので老後が不安になることもあるでしょう。結婚するときにしっかりと老後の生き方を話し合うことで、介護のことや、亡くなった後の生活に不安を感じることも少なくなります。

相手が年下の場合は、今後の人生設計やマネープランをふたりで考えましょう。将来のことを考えることで家庭を持った自覚が生まれ、今まで以上に仕事を頑張れるかもしれません。


思いがあれば困難も乗り越えられる



思いがあれば困難も乗り越えられる

年の差婚には、良いところもあれば注意点もあります。「相手と一生を共にしたい」という思いがあれば、困難も乗り越えられると思います。年が離れているからこその良いところを十分に生かして、周りの人からも「良い夫婦」と思われるふたりになれるといいですね♪


取材・文/坂田圭永


【監修】
山本早織さん
結婚につながる恋のコンサルタント。グラビアアイドルから銀座のホステスを経験し起業。婚活を、結婚生活をより良くしていくための修業期間と捉え、選択理論心理学をベースにパートナーとの関わり方を伝える。年間800回以上の恋愛コンサルから、多くの人を成婚に導く。また、『日刊SPA!』などのメディアでコラム執筆も行い、恋愛や婚活について発信している。
インスタグラム:https://www.instagram.com/saori_yamamoto/


【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/8/19〜2022/8/23
有効回答数:170人(男性)、154人(女性)
(インターネットによる20〜30代男性・女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)