がっかりしてしまった残念プロポーズの失敗談・失敗例を紹介！おすすめのサプライズやシチュエーション、タイミングのほか、相手への言葉は決めておくべきか、婚約指輪は必要かなどについて、YouTuberとしても活動するブライダル総合案内サービス「ブライダルナビ」代表・中西由美さんに伺いました。

がっかりプロポーズの失敗談10選

まずは、アンケートで集まったがっかりプロポーズのエピソードを見ていきましょう。

ムードがなく、タイミングが悪かった

1.家でダラダラしているときにプロポーズされた。（33歳／女性）

2.映画を見ていたら急にシンクの下からネックレスを持ってきてプロポーズされた。（34歳／女性）

3.仕事で疲れ切っていた時期、ショッピングモールでの休憩中に突然プロポーズされた。（46歳／女性）

4.ラブホでプロポーズされたのがイヤだった。（31歳／女性）

プロポーズという大切なイベントにロマンチックさを期待している人は少なくないようです。

また、プロポーズそのものは嬉しくても、「今？」というタイミングだとがっかりされてしまいます。相手もしっかりリアクションが取れるタイミングやムードを計りましょう。

プロポーズだとわからなかった

5.家でさらっと「同居する？」と言われたが、プロポーズだとわからなかった。（37歳／女性）

6.「車を買い替えたいから一緒に見に来て」と言われた。彼的には「家族になっても乗れる車を一緒に選ぼう」という意味を込めたプロポーズだったらしいが、言葉そのままに受け止めてしまった。（38歳／女性）

かつては「◯◯さんの作ったみそ汁を毎日飲みたい」がロマンチックなプロポーズの言葉として有名でした。しかし、「これのどこがプロポーズなの？」と感じる人もいるでしょう。

勇気を振り絞ったセリフも、相手に伝わらなければ意味がありません。回りくどかったり、わかりにくかったりするプロポーズは避けた方が良さそうです。

受け手のイメージしていたプロポーズと違った

7.静かなところでプロポーズしてほしいと言ったら、彼の部屋でされた。本当は外やお店が良かったのに……。（30歳／女性）

8.毎日のように結婚したいと言われて、特別感がなくなってしまった。（31歳／女性）

いつか来るプロポーズに向けて、自分なりに理想のイメージを膨らませている人は多いのかもしれません。
いざプロポーズをされたときにあまりにイメージと違うと、がっかり感につながってしまう可能性が高そうです……。

プロポーズの計画が予定通りにいかなかった

9.旅行から帰ってきたときリビングでプロポーズされた。本当は観覧車の中でするつもりだったが、私が高所恐怖症でずっと怖がっていてできなかったらしい。（27歳／女性）

10.記念日に高級レストランを予約して待ち合わせたが、電車遅延でキャンセルに。仕方なく居酒屋で食事をしてビジネスホテルに帰ったら、トイレのドアを開けるときに指輪を渡された。（28歳／女性）

周到に準備したプロポーズでも、不測の事態や思いも寄らないことで計画が狂ってしまうかもしれません。
そのまま決行してがっかりプロポーズになってしまいそうなら、後日に仕切り直すことも選択肢に入れましょう。

成功するプロポーズのシチュエーションとポイント

がっかりプロポーズにならないためには、どんなシチュエーションを選ぶと良いのでしょうか。

1000組以上のカップルを幸せな結婚に導いた実績を持つ「ブライダルナビ」代表・中西由美さんに、相手に喜んでもらえるプロポーズのシチュエーションを教えてもらいました！

夜景の見える場所

ロマンチックな雰囲気なら、相手も自然とプロポーズされる心構えができます。

恋人気分が盛り上がってきたら、その瞬間がプロポーズのタイミング！プロポーズの言葉はしっかり準備して、結婚したいという気持ちを伝えましょう。

自分の気持ちを伝えた後、相手の気持ちを聞かせてもらうために、「はい」か「いいえ」で答えられる言い回しにすることもポイント。

日が暮れる間際のサンセットビーチ、船の上やヘリコプターから夜景を見ながらのプロポーズもおすすめです。

高級なレストラン

事前にレストランのスタッフと打ち合わせをしておき、サプライズを仕掛けましょう。

おすすめのタイミングはデザートのとき。
「結婚してください」というメッセージの書かれたデザートプレートと花束をスタッフに持ってきてもらい、準備しておいた婚約指輪を差し出してプロポーズしましょう。

テーマパーク

非日常感たっぷりのテーマパークならではの演出がおすすめ。

例えばひざまずいて指輪の箱をパカっと開けるプロポーズも、テーマパークでなら物語のワンシーンさながら。

好きなキャラクターと写真を撮ると思いきや、そのままプロポーズ！キャラクターに見守られながら愛の言葉を伝えれば、忘れられない瞬間になるはず。

テーマパーク好きのふたりにはたまらない、一生の思い出になりますよ。

チャペル

結婚式会場によっては、プロポーズプランを用意しているところもあります。会場見学や結婚情報誌で「ここだ！」という場所を見つけたら、ぜひスタッフに相談してみてください。

チャペルでのプロポーズの場合、婚約指輪や花束などを用意して、相手を待ちます。

スタッフに連れられ相手が入ってきたら、いざプロポーズ。ふたりきりの空間にしてもらえるので、ゆっくり自分の思いを伝えることができ、周りにプロポーズを見られたくない人にもおすすめのシチュエーションです。

その後、プロポーズした思い出のチャペルで結婚式を挙げるのもおすすめです。

プロポーズを成功させるためのコツ

素敵なシチュエーションを選ぶ以外にも、プロポーズを成功させるためのコツはあるのでしょうか。

事前に結婚の話をちらつかせておく

それとなく結婚の話をすることで、結婚に対する相手の考えを確かめることができます。相手が今どういう気持ちなのかを事前に確認しておくと、タイミングを計りやすいですよね。

また、相手に「結婚を考えている」というサインを送ることにもなり、事前にプロポーズされる心構えをしておいてもらうことができます。

必ずプロポーズの言葉を用意しておく

どれだけ大丈夫だと思っていても、いざプロポーズをしようとすると頭が真っ白になってしまい、言いたいことを伝えられなかったということもあります。

念のための意味も含めて、セリフは事前に準備しておきましょう。短い言葉なら暗記してもいいですが、手紙を読むなどの方法でも良いでしょう。

婚約指輪を用意しておく

プロポーズのときに指輪が欲しいという人は少なくありません。

言葉に加えて、約束の証しとなるものも準備しておけば、相手に「指輪が欲しかったのに……」というがっかりプロポーズとして記憶されてしまうリスクも避けられます。

言葉だけでOK？婚約指輪がないとがっかりされちゃう？

指輪は要らないと言っていた人も、実際にもらうと「要らないって言ったのに〜」などと嬉しそうに話すことが多いのだとか。思い出に残るプロポーズを演出するためにも、婚約指輪は用意した方が良さそうです。

相手の好みがわからなかったり、指輪のサイズがわからなかったりする場合は「プロポーズリング」を贈り、後日ふたりで本物の婚約指輪を買いに行くという方法もあります。最近は、婚約指輪の代わりにダイヤだけを贈るプロポーズも。
婚約指輪がダイヤのみ？メリットとデメリット、相場や女性の本音

また、言葉だけのプロポーズよりも、証しとなるものがある方が、お互いの家族や友人などに婚約したことを伝えやすく、相手の周囲の人たちからの信頼も得やすいでしょう。

指輪以外なら、花束や手紙をはじめ、何か自分たちらしいものを用意するのもおすすめです。

ふたりらしいプロポーズを

プロポーズにはさまざまなケースがありますが、自分たちらしく気持ちを伝えるのが一番。

成功するプロポーズのポイントをご紹介してきましたが、必ずしも型にはまったプロポーズにする必要や、みんなと同じようにする必要はありませんし、プロポーズの有無にこだわらなくても良いでしょう。

より幸せになるために「結婚」というカタチを選ぶふたり。プロポーズをどうしようかと考える過程も、お互いの価値観を確かめ、尊重し合う一つの機会としてください。

取材・文／とみこ

【監修】
中西由美さん
ブライダル総合案内サービス「ブライダルナビ」代表。プロポーズの相談から、結婚式会場探し、婚約・結婚指輪の販売まで、1000組以上のカップルを幸せな結婚に導いている。
現在は、『ブライダルTV』にてブライダルYouTuberとしても活動中。
ブライダルナビ
（https://bridal-navi.net/）
ブライダルTV
（https://www.youtube.com/channel/UCkcJA9ro7SrpVWsiJTDKJMQ）

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2021/8/20〜2021/8/23
有効回答数：309人（男性）
（インターネットによる20、30代男性へのアンケート調査　調査機関：マクロミル）

【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間：2021/9/9〜2021/9/22
有効回答数：34人（女性）