【秋冬編】愛の意味を持つ花15選！ 好きを伝える花言葉事典
Index
- #01 花言葉で「愛」を伝える花 15選
- #02 10〜12月の愛の花言葉を持つ花
- #03 1〜3月の愛の花言葉を持つ花
- #04 花言葉を知ると花を贈るのが楽しくなる！
大好きな人に花を贈りたい。華やかな花を贈るだけでもちろん喜ばれると思うけど、その奥に深い愛の意味があったら……。さらに喜びが倍増するかも！
そんなときに思い出してほしいのが「花言葉」。花には一つ一ついろんな意味の花言葉があります。そして、色別に異なる花言葉を持つ花もあります。普段は言えないような気持ちや言葉も、花束に込めて花言葉としてならすんなりと贈れるはず。
そこで、季節ごとに代表的な愛の花言葉を持つ花を紹介。今回は秋冬編！好きな女性に花を贈りたい男性のために、そして好きな男性から花を贈られた女性のために、愛を伝える花言葉事典をお届けします。
＊花にはそれぞれいくつもの花言葉が付けられています。
それでは早速、日比谷花壇の中でもトップのフローリストのみが集う、フラワークリエイションルームに在籍するフラワーデザイナー、富永彩花さんに愛の花言葉を持つ花を教えてもらいましょう。10〜12月、1〜3月とシーズンごとに、花言葉とともにその花の特徴もお聞きしました。
©日比谷花壇
10〜12月の花は、インパクトのある花や、可愛らしい花、質感も楽しめる花など、印象的な花が多く見られます。赤のマムやアマリリス、ネリネの花は豪華に、コスモスやワックスフラワーはキュートで女性らしいイメージに、フランネルフラワーはナチュラルな雰囲気で。愛の花言葉と一緒に、贈る相手にぴったりの花を選びたいものですね。
「あなたを愛しています」（赤）
マムとは菊のこと。大きく、ダリアのような存在感があるものや、ピンポン玉のような球体に咲くピンポンマムなど、花びらの形や咲き方もたくさん種類があります。ちなみに、黄色のマムは「破れた恋」という花言葉です。
科名：キク科
属名：キク属
花色：赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、紫、緑、茶色、複色など
「乙女の心」
ピンクや白が代表的なコスモスは、風に揺れる繊細なイメージから、「乙女の心」という花言葉が付けられました。茎も細く、可愛らしくて、可憐。ふんわりとした柔らかい、優しい雰囲気の女性に贈りたいですね。
科名：キク科
属名：コスモス属
花色：ピンク、白、黄色、オレンジなど
「可愛らしさ」
梅のような可愛い花の形をしているので、少女のような可愛らしさを演出できます。グリーンもプラスしたナチュラル系の花束がはやっているので、相性の良いこの花も人気が高まっています。ピンクや白などの主張し過ぎない色は、花束の脇役としても使えます。
科名：フトモモ科
属名：カメラシウム属
花色：ピンク、紫、白
「いつも愛して」
花や茎、葉にも細かい毛が生えているのが特徴。フランネル生地に似ていることから、この名前が付けられました。白く幻想的なムードだけでなく、柔らかい触り心地も良い花です。温かみのある雰囲気が、寒い冬のイメージにもよく合います。
科名：セリ科
属名：アクチノータス属
花色：白
「また会う日を楽しみに」
花びらに日が当たるとダイヤモンドのようにキラキラと輝くことから、ダイヤモンドリリーとも言われています。光沢感があって、高級感があるので、ブライダルでも人気です。
科名：ヒガンバナ科
属名：ネリネ属
花色：赤、ピンク、白、紫、オレンジなど
「輝くばかりの美しさ」
花の名前は、古代ローマの詩人ウェルギリウスの『牧歌』に登場する美しい女羊飼いアマリリスの名前にちなんで付けられたとか。花言葉の通り、赤や白の存在感のある花です。冬は、アマリリスを主役にした花束も素敵です。
科名：ヒガンバナ科
属名：ヒッペアストルム属
花色：赤、白、ピンク、黄色など
「華やかな恋」
花がたくさん付いているので、高級感がある花です。エキゾチックな花の形も、豪華な印象を高めてくれます。花の肉厚があるので、持ちがいいところも魅力です。
科名：ラン科
属名：シュンラン属
花色：黄色、ピンク、オレンジ、白、茶色など
©日比谷花壇
1〜3月の寒い時季の花。季節は冬なので、冬の花と思われがちですが、この時季に旬を迎える切り花は春の花です。ピンクや黄色、紫などの色とりどりの花が咲いて、一気に花屋さんも華やかになります。フローリストとしてもこの1〜3月が一番ウキウキする時季とか。富永さんいわく、「春の花は本当にこの時季にしか出会えないので、この1〜3月に花束を贈るとしたら、春の花を贈るのが絶対におすすめです」とのこと。
「あなたは魅力に満ちている」
花色が多い春を代表する花です。花びらが幾重にも重なる、丸い可愛らしいシルエットが魅力の花ですが、最近は一重咲きの花形も出てきています。
科名：キンポウゲ科
属名：キンポウゲ属
花色：赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、紫など
「チャーミング」 「私はあなたのとりこ」
ピンクが可愛らしい印象の桃の花は、昔から女性の美しさを象徴する花として人気です。ブライダルでは、ブーケにも、会場装花にも使います。少し花芽が付いている状態で購入すると、家で開花するのを楽しめます。
科名：バラ科
属名：サクラ属
花色：ピンク、白
「誠実な愛」（ピンク）
チューリップは暖かくなってきた4月に咲くという印象が強いですが、切り花はもうこの時季から出回ります。海外ではバレンタインに男性から女性に花を贈る習慣があります。日本の男性もこのピンクのチューリップを女性に贈ってみませんか？花言葉もぴったりですし、バレンタインの時季にちょうど旬を迎える花です。
科名：ユリ科
属名：チューリップ属
花色：赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、紫、複色など
「大切な人」
代表的なのは白や緑の花です。ヨーロッパではクリスマスの時季にバラに似た花を咲かせるということから、この名前が付けられました。柔らかい印象で、可憐な雰囲気を演出できます。
科名：キンポウゲ科
属名：クリスマスローズ属
花色：白、緑、紫、ピンク、黄色など
「私を想ってください」 「純愛」
花壇に咲いている花をイメージする方も多いと思いますが、茎が長くて花束にできるパンジーもあります。紫や黄色、赤などのカラフルな色が魅力の花です。フリルのような花びらも可愛らしい印象を与えてくれます。
科名：スミレ科
属名：スミレ属
花色：紫、黄色、白、青、ピンク、オレンジ、赤、茶色、複色など
「永遠の喜び」
ほのかな甘い香りを放つマメ科の植物ということから、この花の名前が付けられました。春の訪れを知らせてくれるような香りが、幸せな気持ちにしてくれます。「永遠の喜び」の他に「門出」という花言葉も有名なので、送別会や新しいスタートを迎える方への花束にも人気です。
科名：マメ科
属名：レンリソウ属
花色：ピンク、白、紫など
「恋の芽生え」
花びらは4つに分かれていますが、5つのものはラッキーライラックと呼ばれています。高級なイメージなので、エレガントなイメージの女性にぴったりです。
科名：モクセイ科
属名：ハシドイ属
花色：紫、白、ピンク、赤など
「あなたを愛します」
中央部分が濃い色になっているので存在感があります。シャビーシックなムードのアレンジに合う一方、紫や赤はカラフルなので、ポップなイメージで束ねると、元気な雰囲気の花束になります。
科名：キンポウゲ科
属名：イチリンソウ属
花色：赤、ピンク、白、紫など
愛の花言葉を持つ花、秋冬編15選！いかがでしたか？
花束の見た目の美しさだけでなく、隠れたところに深い意味があったら、贈られた方はとても嬉しいでしょうね。
全ての花が愛の花言葉を持つ花にするべきとか、良い意味の縁起のいい花しか使わないとか、必要以上に花言葉にこだわる必要はありませんが、補足的な要素で少し取り入れてみると、贈る方も贈られた方も楽しいと思います。
ロマンチックでうっとりするような花言葉も多いので、花を贈る際はぜひ花言葉をチェックしてみてくださいね。
取材・文／坂田圭永
【監修】
日比谷花壇 フラワーデザイナー 富永彩花さん
日本最多数のフローリストが在籍する日比谷花壇のウエディング部門「THE HK WEDDING」。その中でもトップのフローリストのみが集う、フラワークリエイションルームに在籍。得意とするのは、ニュアンスピンクを使った大人可愛い空間や、エキゾチックな柄・マテリアルを使ったモロッカンスタイル風のウエディングフラワーコーディネート。
日比谷花壇サイト：https://www.hibiyakadan.com/
日比谷花壇フラワークリエイションルームサイト：https://www.hk-wedding.jp/creationroom/
そんなときに思い出してほしいのが「花言葉」。花には一つ一ついろんな意味の花言葉があります。そして、色別に異なる花言葉を持つ花もあります。普段は言えないような気持ちや言葉も、花束に込めて花言葉としてならすんなりと贈れるはず。
そこで、季節ごとに代表的な愛の花言葉を持つ花を紹介。今回は秋冬編！好きな女性に花を贈りたい男性のために、そして好きな男性から花を贈られた女性のために、愛を伝える花言葉事典をお届けします。
＊花にはそれぞれいくつもの花言葉が付けられています。
花言葉で「愛」を伝える花 15選
それでは早速、日比谷花壇の中でもトップのフローリストのみが集う、フラワークリエイションルームに在籍するフラワーデザイナー、富永彩花さんに愛の花言葉を持つ花を教えてもらいましょう。10〜12月、1〜3月とシーズンごとに、花言葉とともにその花の特徴もお聞きしました。
10〜12月の愛の花言葉を持つ花
©日比谷花壇
10〜12月の花は、インパクトのある花や、可愛らしい花、質感も楽しめる花など、印象的な花が多く見られます。赤のマムやアマリリス、ネリネの花は豪華に、コスモスやワックスフラワーはキュートで女性らしいイメージに、フランネルフラワーはナチュラルな雰囲気で。愛の花言葉と一緒に、贈る相手にぴったりの花を選びたいものですね。
1、マム
「あなたを愛しています」（赤）
マムとは菊のこと。大きく、ダリアのような存在感があるものや、ピンポン玉のような球体に咲くピンポンマムなど、花びらの形や咲き方もたくさん種類があります。ちなみに、黄色のマムは「破れた恋」という花言葉です。
科名：キク科
属名：キク属
花色：赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、紫、緑、茶色、複色など
2、コスモス
「乙女の心」
ピンクや白が代表的なコスモスは、風に揺れる繊細なイメージから、「乙女の心」という花言葉が付けられました。茎も細く、可愛らしくて、可憐。ふんわりとした柔らかい、優しい雰囲気の女性に贈りたいですね。
科名：キク科
属名：コスモス属
花色：ピンク、白、黄色、オレンジなど
3、ワックスフラワー
「可愛らしさ」
梅のような可愛い花の形をしているので、少女のような可愛らしさを演出できます。グリーンもプラスしたナチュラル系の花束がはやっているので、相性の良いこの花も人気が高まっています。ピンクや白などの主張し過ぎない色は、花束の脇役としても使えます。
科名：フトモモ科
属名：カメラシウム属
花色：ピンク、紫、白
4、フランネルフラワー
「いつも愛して」
花や茎、葉にも細かい毛が生えているのが特徴。フランネル生地に似ていることから、この名前が付けられました。白く幻想的なムードだけでなく、柔らかい触り心地も良い花です。温かみのある雰囲気が、寒い冬のイメージにもよく合います。
科名：セリ科
属名：アクチノータス属
花色：白
5、ネリネ
「また会う日を楽しみに」
花びらに日が当たるとダイヤモンドのようにキラキラと輝くことから、ダイヤモンドリリーとも言われています。光沢感があって、高級感があるので、ブライダルでも人気です。
科名：ヒガンバナ科
属名：ネリネ属
花色：赤、ピンク、白、紫、オレンジなど
6、アマリリス
「輝くばかりの美しさ」
花の名前は、古代ローマの詩人ウェルギリウスの『牧歌』に登場する美しい女羊飼いアマリリスの名前にちなんで付けられたとか。花言葉の通り、赤や白の存在感のある花です。冬は、アマリリスを主役にした花束も素敵です。
科名：ヒガンバナ科
属名：ヒッペアストルム属
花色：赤、白、ピンク、黄色など
7、シンビジウム
「華やかな恋」
花がたくさん付いているので、高級感がある花です。エキゾチックな花の形も、豪華な印象を高めてくれます。花の肉厚があるので、持ちがいいところも魅力です。
科名：ラン科
属名：シュンラン属
花色：黄色、ピンク、オレンジ、白、茶色など
1〜3月の愛の花言葉を持つ花
©日比谷花壇
1〜3月の寒い時季の花。季節は冬なので、冬の花と思われがちですが、この時季に旬を迎える切り花は春の花です。ピンクや黄色、紫などの色とりどりの花が咲いて、一気に花屋さんも華やかになります。フローリストとしてもこの1〜3月が一番ウキウキする時季とか。富永さんいわく、「春の花は本当にこの時季にしか出会えないので、この1〜3月に花束を贈るとしたら、春の花を贈るのが絶対におすすめです」とのこと。
8、ラナンキュラス
「あなたは魅力に満ちている」
花色が多い春を代表する花です。花びらが幾重にも重なる、丸い可愛らしいシルエットが魅力の花ですが、最近は一重咲きの花形も出てきています。
科名：キンポウゲ科
属名：キンポウゲ属
花色：赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、紫など
9、桃
「チャーミング」 「私はあなたのとりこ」
ピンクが可愛らしい印象の桃の花は、昔から女性の美しさを象徴する花として人気です。ブライダルでは、ブーケにも、会場装花にも使います。少し花芽が付いている状態で購入すると、家で開花するのを楽しめます。
科名：バラ科
属名：サクラ属
花色：ピンク、白
10、チューリップ
「誠実な愛」（ピンク）
チューリップは暖かくなってきた4月に咲くという印象が強いですが、切り花はもうこの時季から出回ります。海外ではバレンタインに男性から女性に花を贈る習慣があります。日本の男性もこのピンクのチューリップを女性に贈ってみませんか？花言葉もぴったりですし、バレンタインの時季にちょうど旬を迎える花です。
科名：ユリ科
属名：チューリップ属
花色：赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、紫、複色など
11、クリスマスローズ
「大切な人」
代表的なのは白や緑の花です。ヨーロッパではクリスマスの時季にバラに似た花を咲かせるということから、この名前が付けられました。柔らかい印象で、可憐な雰囲気を演出できます。
科名：キンポウゲ科
属名：クリスマスローズ属
花色：白、緑、紫、ピンク、黄色など
12、パンジー
「私を想ってください」 「純愛」
花壇に咲いている花をイメージする方も多いと思いますが、茎が長くて花束にできるパンジーもあります。紫や黄色、赤などのカラフルな色が魅力の花です。フリルのような花びらも可愛らしい印象を与えてくれます。
科名：スミレ科
属名：スミレ属
花色：紫、黄色、白、青、ピンク、オレンジ、赤、茶色、複色など
13、スイートピー
「永遠の喜び」
ほのかな甘い香りを放つマメ科の植物ということから、この花の名前が付けられました。春の訪れを知らせてくれるような香りが、幸せな気持ちにしてくれます。「永遠の喜び」の他に「門出」という花言葉も有名なので、送別会や新しいスタートを迎える方への花束にも人気です。
科名：マメ科
属名：レンリソウ属
花色：ピンク、白、紫など
14、ライラック
「恋の芽生え」
花びらは4つに分かれていますが、5つのものはラッキーライラックと呼ばれています。高級なイメージなので、エレガントなイメージの女性にぴったりです。
科名：モクセイ科
属名：ハシドイ属
花色：紫、白、ピンク、赤など
15、アネモネ
「あなたを愛します」
中央部分が濃い色になっているので存在感があります。シャビーシックなムードのアレンジに合う一方、紫や赤はカラフルなので、ポップなイメージで束ねると、元気な雰囲気の花束になります。
科名：キンポウゲ科
属名：イチリンソウ属
花色：赤、ピンク、白、紫など
花言葉を知ると花を贈るのが楽しくなる！
愛の花言葉を持つ花、秋冬編15選！いかがでしたか？
花束の見た目の美しさだけでなく、隠れたところに深い意味があったら、贈られた方はとても嬉しいでしょうね。
全ての花が愛の花言葉を持つ花にするべきとか、良い意味の縁起のいい花しか使わないとか、必要以上に花言葉にこだわる必要はありませんが、補足的な要素で少し取り入れてみると、贈る方も贈られた方も楽しいと思います。
ロマンチックでうっとりするような花言葉も多いので、花を贈る際はぜひ花言葉をチェックしてみてくださいね。
取材・文／坂田圭永
【監修】
日比谷花壇 フラワーデザイナー 富永彩花さん
日本最多数のフローリストが在籍する日比谷花壇のウエディング部門「THE HK WEDDING」。その中でもトップのフローリストのみが集う、フラワークリエイションルームに在籍。得意とするのは、ニュアンスピンクを使った大人可愛い空間や、エキゾチックな柄・マテリアルを使ったモロッカンスタイル風のウエディングフラワーコーディネート。
日比谷花壇サイト：https://www.hibiyakadan.com/
日比谷花壇フラワークリエイションルームサイト：https://www.hk-wedding.jp/creationroom/
