結婚のタイミングはいつ?理想の交際期間や意識するきっかけとは

恋人との将来を考えたとき、「結婚のタイミングはいつが良い?」「結婚を決めるきっかけって何?」と疑問に感じることはありませんか。そこで今回は結婚前の理想の交際期間や結婚を意識するきっかけ、踏み切らない理由などをアンケートで聞いてみました!また交際期間ごとのカップルの特徴や、おすすめの結婚のタイミングについて、心理カウンセラーの小日向るり子さんにお話を伺いました。

結婚前の交際期間はどれくらいが理想的?



結婚前の交際期間はどれくらいが理想的?

結婚までの理想の交際期間をアンケートで聞いてみると、最も多いのは「2年以上3年未満」となっており、2位に「1年以上2年未満」が選ばれています。1〜3年程度を理想の交際期間と考えている人が多いようです。

「2年以上3年未満」のカップルの特徴・傾向


交際2〜3年ごろは、誕生日やバレンタインなどのカップルで盛り上がるイベントを一通り経験し、さらにけんかや嫉妬、仕事での擦れ違いなど、付き合いの中で生じがちなネガティブな感情も何度か乗り越えている時期です。

この時期は信頼関係や絆が深まっていると同時に、マンネリ化も始まりやすいため、結婚して「夫婦」という新しいふたりのカタチをスタートさせるには、ちょうどよい時期かもしれません。

また現実的な部分では、カップルのどちらかが賃貸物件に住んでいる場合、2年ごとに契約更新を迎えるケースはよく見られます。このタイミングに世帯向けの物件に引っ越しをして結婚する、という流れになることも多いようです。

「1年以上2年未満」のカップルの特徴・傾向


春夏秋冬の一通りの季節を共有し、お互いのことを知って関係性も安定してきている時期でしょう。「早く結婚したい」「結婚を見据えた交際だから、何年も同じ状態でいる必要がない」というカップルは、2年以内で結婚に至ることが多いです。

また「早く子どもが欲しい」と考えているカップルも、1〜2年ほどのタイミングで結婚を選択する傾向があります。「子どもが何人欲しいかを決めて、逆算して結婚の時期を決めた」というカップルもいます。

「3年以上4年未満」のカップルの特徴・傾向


「3年以上4年未満」という交際期間のメリットは、「家族のように気楽な関係性を築くことができている」という点です。

しかし一方で、経済的な問題やお互いの家族の問題など、短い交際期間では見えにくい結婚の障害が発生しているケースがあります。「一つずつ問題を片付けていたら、結婚までに4年かかった」というカップルも珍しくありません。

「いずれとも言えない」の回答が多い理由


今回のアンケートでは、3位に「いずれとも言えない」という回答が挙がっていました。この理由としては、結婚は「ご縁とタイミング」と考える人が一定数いるからでしょう。長い期間付き合ってからの別れを経験したり、逆に会った瞬間に恋に落ちて恋愛に発展したりなど、「恋愛は時間ではない」という経験をしていると、「結婚も交際期間は関係ない」という思いが強くなるようです。


カップルが結婚を意識するきっかけは?



カップルが結婚を意識するきっかけは?

カップルが結婚を意識したきっかけは、なんだったのでしょうか。アンケートで回答の多かった順に5つご紹介します。
※アンケートは複数回答

1位:ずっと一緒にいたいと思ったとき(55.3%)


「ずっと一緒の時間を過ごしたい」「おじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒に笑っていたい」という思いを抱いたときに、結婚を意識する人が多いようです。収入や年齢、趣味など結婚相手に求める条件は数多くありますが、「ずっと一緒にいたい」というシンプルな思いが、結婚を意識するきっかけとして1位に選ばれました。

2位:一生を共にできるという信頼が湧いてきたとき(43.0%)


相手が信頼できる人なのかどうかは、結婚を決める上で大切なポイントです。相手の人柄や考え方、価値観などパートナーと一緒に過ごす中で「この人なら大丈夫」と思える瞬間があれば、自信を持って結婚を決意できるでしょう。

3位:結婚生活のイメージが湧いてきたとき(37.7%)


「自分の親と仲良くしゃべっていた」「友達の子どもと楽しそうに遊んでいた」など、夫婦としての将来をリアルにイメージできたときに、結婚を意識する人が多いようです。「この人と結婚したら幸せだろうな」と思えるかどうかは、結婚を意識するきっかけとして大切だと言えます。

4位:子どもが欲しいと思ったとき(21.0%)


妊娠や出産のタイミングを考慮して、結婚のタイミングを決めたカップルも多いようです。何歳までに出産をしたいのか、子どもは何人欲しいのかなど仕事やプライベートの状況も踏まえて考えておくと、結婚のタイミングが見えてくるのではないでしょうか。

5位:貯蓄が貯まったとき(17.6%)


結婚式を挙げるため、新居を借りるため、子どもが生まれたときのためなど、何かとお金が必要になるのが結婚です。「●●円まで貯まった」という具体的な数字が見えることで、結婚に踏み切ることができるでしょう。


カップルが結婚に踏み切らない理由は?



カップルが結婚に踏み切らない理由は?

アンケートで「カップルが結婚に踏み切らない理由」を聞いてみました。回答が多かった順に見ていきましょう。

1位:金銭面での不安があるから(46.1%)


1位に選ばれたのは「金銭面での不安」でした。「家族を養うほどの収入がない」「貯蓄が少ない」などの理由で、結婚に踏み切れないケースはよく見られます。また「自分で自由に使えるお金が減る」という点に不安を抱く人も多いでしょう。

「●●円貯まったら結婚する」など目標金額を立てたり、結婚後のお金の管理方法を相談し合ったりなど、事前にふたりで話し合うことで不安を取り除いていきましょう。

2位:価値観の違いを感じるから(31.9%)


恋人として一緒に過ごすのは楽しいけれど、価値観の違いが気になって結婚に踏み切れないというケースは少なくありません。

金銭面、人生の歩み方、仕事や家族に対する考え方など、具体的に何の価値観が合わないのかを見直してみると、歩み寄る余地が見つかる場合もあります。

3位:相手との結婚生活が思い浮かばないから(26.1%)


「誰かと生活するイメージが湧かない」「ひとりに慣れてしまった」「恋人とずっと一緒にいると思えない」など、結婚後の生活をイメージできないという理由が挙がりました。

結婚している友人に夫婦生活について聞いてみたり、ふたりで理想の夫婦について話してみたり、結婚生活の具体的なイメージを共有し合うための時間を設けるとよいでしょう。

3位:まだ相手をよく知らないから(26.1%)


同率で3位に挙がったのは「相手をよく知らない」という理由でした。交際期間が短い場合など、相手の性格や価値観をまだ理解できていないケースはあります。

一緒にいる時間をたくさん持つ、いろいろな場所に出かけてみる、価値観や将来の夢を語り合うなど、お互いを多面的に知る時間をつくりましょう。

4位:結婚願望が持てないから(21.3%)


「恋人は欲しいけれど、結婚はしたくない」「結婚に対してよいイメージがない」など、結婚に対してネガティブなイメージを持っている人は少なからずいます。もしくは「まだ結婚しなくて良い」と思っている場合も。結婚願望を持つことができない場合でも、親しい友達や家族の結婚をきっかけに結婚願望が芽生えることもあるでしょう。

5位:もっと良い人がいるかもしれないから(20.0%)


「もっと自分に合う人がいるかもしれない」「他にも出会いがあるかもしれない」という期待を抱いている場合、結婚にはなかなか踏み切れないケースもあります。期限を決めるなど、自分の気持ちの整理をどこかでつけることも大切かもしれません。


結婚におすすめのタイミングとは



結婚におすすめのタイミングとは

「結婚に踏み切らない理由」のアンケートの結果では、貯蓄や収入などの金銭的な内容が多く挙がっていました。結婚において、経済的な問題を切り離して考えるのは難しいもの。結婚するに当たって、お互いに金銭面の不安はクリアにしておきたいですね。

しかし知り合った当初から、お金のことをあれこれ聞くのは相手を不快にさせる可能性があります。交際期間の長さは関係ないとはいえ、少なくとも金銭について気兼ねなく話せるほどの信頼関係を構築する時間は必要だと考えておきましょう。

結婚にベストなタイミングは「お互いに理想とする未来が一致したとき」です。交際期間の長い短いにかかわらず、理想の未来が一致すれば自信を持って相手との結婚を決めることができるはずです。


結婚はふたりの理想のタイミングで♪



結婚はふたりの理想のタイミングで♪

結婚を意識するタイミングや理由は、人それぞれです。交際期間が長くなってきたり、結婚願望が高まってきたり、周囲に結婚する人が増えてきたり、焦りを感じることはあるかもしれません。しかし結婚するタイミングに決まりはないので、ふたりの気持ちやペースを大切にしましょう。恋人に対して「ずっと一緒にいたい」「生涯を共にしたいほど信頼できる」と感じることができたら、これほど幸せなことはありません。ふたりにとって理想のタイミングを見つけてくださいね。


取材・文/高坂晴奈


【監修】
小日向るり子さん
「カウンセリングスペースフィールマインド」代表。心理カウンセラー。一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。JAAアロマコーディネーター。カウンセリングとアロマの力で、恋愛、人間関係、メンタルヘルスなど多くの悩みにカウンセリングを行っている。2022年4月までの相談件数は約5000件を超える。
オフィシャルサイト:http://feel-mind.net/
オフィシャルツイッター:https://twitter.com/ruriyakko1107
ブログ:https://ameblo.jp/r-kohinata/


【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間:2023/1/11〜2023/1/12
有効回答数:414人 ※男性206人、女性208人
(インターネットによる20〜30代男性・女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)