奈良県民の特性、知ってました?

穏やかだけど武闘派の奈良男性、負けず嫌いな優等生の奈良女性

生まれ育った県ごとに、いろいろな特徴がありますよね。方言はもちろん、名物や行事など、ご当地ネタはいつも盛り上がることが多いはず。お互いの違いを楽しめる、楽しい話題の一つです。

セキララゼクシィでは、そんな出身県から見えてくる、男性と女性の特徴に斬り込んでみました。ご協力いただいたのは、『47都道府県ランキング発表! ケンミンまるごと大調査』などの著書がある、木原誠太郎さんです。日本の約3万2000人に行った独自の調査結果(ディグラム診断)を基に、恋愛におけるケンミン性を解説いただきました。

今回は奈良県を取り上げます。奈良といえば平城京から始まった歴史ある社寺の町。世界遺産に指定された法隆寺や薬師寺はもちろん、東大寺の大仏や「おせんべいをください」とお辞儀する可愛い鹿など、世界に誇れる観光地で有名です。古都に生まれ育ったからか、奈良県民は自分の世界観をしっかりもち、他人の意見に振り回されることは少ないようです。物静かでどこか威厳を感じさせる奈良県民の性格に加え、恋愛傾向や好みのタイプをご紹介します。

不倫なんてとんでもない!? 貞操観念も厳しい奈良男性






奈良県の男性といえば明石家さんまさん、TOKIOの城島 茂さんをはじめとする、多くの有名人の出身地です。木原さんによると、奈良男性は穏やかそうに見えても、規律に厳しく頑固なところがあるそうです。仕事も趣味も完璧主義といわれる、奈良男性の特徴はこちら!

<性格>
「奈良男性は明るく陽気でも、誰とでもすぐ親しくなるような人懐っこさはありません。物静かなところと激しい反発心を併せ持つ、複雑な性格といえるでしょう。ルールや規律を大切にするので、よそ者には警戒心を抱きがち。ときには規則を守らない人に、厳しい態度をとることも。奈良男性は『ケンカを売る方が多い』が1位。穏やかにみえても、内面は武闘派という傾向がありそうです。

奈良男性は自分の世界を持ちマイペースに仕事を進めたいタイプ。途中でチェックされたり、横から口を出されたりするのは苦手です。黙々とエネルギーを注ぐ、完璧主義な人も少なくない傾向が。ただ奈良男性は自分の世界をしっかりと持っていますが、その反面、まわりに批判的な一面もあり、『他人の批評をする』『言い過ぎて後悔することがある』が2位。思っていることを表現するのは得意でないため、周囲から気難しい人だと受け取られることもありそうです」

<恋愛傾向>
「規律やルールに厳しいだけあって、奈良男性は身持ちが堅い人が多いと思います。『1人の人を長く愛せる』が1位ということから、いろんな女性とつきあうより、ソウルメイトのような1人の女性をずっと長く愛したいタイプです。恋愛にガツガツいかないようにみえますが、『性欲は強い方である』は2位。欲望をあからさまにしない、古風なところがあるのかもしれません」

<結婚傾向>
「奈良男性は『不倫をしたことがない』が1位。これは自分が選んだ1人の女性を大切にしたいという、奈良男性の性格を示しているのかもしれません。また『結婚して幸せだと思うことが多い』は2位ということから、結婚で安定した関係を築くことが向いていそうです。奈良男性は気分が変わりやすいところがあるので、ケンカをしながらもなんだかんだいって仲良しというケースもありそうです」

<好み、相性のよいタイプ>
「自分の世界をしっかり持っているものの、批判精神が強く自己表現が苦手。どこか自信がない奈良男性には、優しく包んでくれる女性がよいでしょう。『異性の年上を好きになる』は2位なので、年上の女性との相性はよいかもしれません。奈良男性は理論派なので、論理的な女性はコミュニケーションが深まりそうです」

恋愛も努力をおこたらない! 理想にむかって走り続ける奈良女性






奈良県出身の女性といえば、歌手の青山テルマさん、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんをはじめとして、多くの有名人が並びます。奈良女性の特徴といえば、負けず嫌いの優等生。論理的で厳しい一方で、底抜けに明るい性格という女性の特徴はこちら!

<性格>
「奈良女性の特徴は、その向上心の高さ。1ミリでも上を目指し、努力を続ける優等生といえるでしょう。『数字やデータをもとに話をする』は1位。論理的で頭の回転も速いです。奈良男性と同じように、ルールやマナーを守るしっかり者です。正義感が強いので他人の間違いも追及してしまいがち。奈良女性の意見は隙が無くロジカルなので、まわりは黙ってしまうことが多いのではないでしょうか。

奈良女性は仕事もバリバリこなし、上司やクライアントにも一目置かれることが多いでしょう。努力家なこともあり、普段からまわりの注目を浴びるのは慣れっこ。なりたい自分になるために完璧を目指しますが、プライドが高くまわりの人をあまり信用しない傾向があります。『流行に敏感である』は1位。情報感度が高く、センスのよさを感じさせる人も多いでしょう」

<恋愛傾向>
「奈良女性にとって、恋愛も完璧を目指したい人生の要素の一つ。『他人の地位や学歴が気になる』は3位ということから、付き合うパートナーの背景も気にするでしょう。『自分の見た目に自信がある』は3位。理想の男性にふさわしい自分になるために、奈良女性は恋愛でも努力を怠らない傾向がありそうです」

<結婚傾向>
「奈良女性の明るい性格と努力家で落ち着いた雰囲気は、婚活パーティで武器になることでしょう。『元カレと連絡をとらない』は3位。奈良男性と同じように、奈良女性もこの人と決めたらほかに目移りすることは少なそうです。結婚相手としては、豪快な京都や山梨の男性、論理的な福井の男性と合いそうです」

<好み、相性のよいタイプ>
「正義感が強く論理的な奈良女性は、楽しいけどノリがよいだけの男性とは合わないでしょう。相性がよいのはしっかりしていて自分を持っている男性。自分の力で経営者になるようなタイプが向いています。奈良男性とは規律に厳しいという共通点はありますが、自信のなさがネックとなり、相性はイマイチかもしれません」

奈良県民が男女ともに自分の世界をしっかりもっているのは、やはり歴史ある古都育ちだからでしょうか。木原さんからうかがったケンミン性の背景を想像すると、その県に興味がわいてきます。それにしても奈良女性と京都男性の相性がよいというのは素敵ですね。お隣の県同士でたくさんのロマンスが生まれそうでわくわくします。(ぱう)


【取材協力】
木原誠太郎(きはらせいたろう)さん
リサーチプロデューサー。2013年、ディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析し、カウンセリングするプログラム「ディグラム」の研究を進めながら、同時に事業展開。『47都道府県ランキング発表! ケンミンまるごと大調査』、『1400万人の新ディグラム性格診断』などを執筆。

ディグラム診断について
統計学と心理学に基づく性格診断プログラム。エゴグラムをベースとした20の質問による心理テストを数十万人のモニターに対して定期的にリサーチを実施。統計処理を施したデータベースを構築している。