お父さんの心は、とってもフクザツ

大切な娘の結婚式、父親のホンネは……?

結婚式は特に花嫁さんにとっては人生の一大イベント。最近は、自分らしさを生かした内容にしたり、印象に残る個性的な演出をしたりと、結婚式の演出もバラエティーに富んできていますが、父親と歩くバージンロードや親への手紙など、定番の内容もまだまだ人気です。
花嫁さんにとってはぜひともやりたい演出だと思いますが、父親はどう思っているのでしょうか。そこで、娘の結婚にまつわる父親のホンネをアンケートで聞いてみました。


98%の父親が、娘の彼氏には挨拶に来てほしいと思っている!



まず、娘をもつ50〜60代の父親に「結婚が決まったら、娘の彼氏にきちんと挨拶に来てほしいですか?」と質問。すると、98%の圧倒的多数で「来てほしい」という結果に。「来てほしい」と答えた理由も聞いてみると、

●「どんな人を選んだか確認したいから」(58歳)
●「人と人との付き合いは最初が肝心であり、面談しないと相手の人物像が分からない」(68歳
●「自分の目で確かめたい。今後の付き合いのためには必然」(51歳)
●「当たり前のことだと思います」(68歳)
●「長い付き合いになるのだから、きちんと挨拶は必要」(67歳)
●「物事にはけじめが必要だから」(50歳)
●「当然のこと。挨拶もできないようでは論外」(52歳)
●「今後の生活に関する考えを聞きたい」(51歳)

どんな人なのか会って確認したいとか、当たり前のことだからといった内容がほとんどでした。父親として、お相手の人柄は結婚をする前に見ておきたいという親心なのでしょうね。2%の「来てほしくない」と答えた人にも理由を聞いてみると、「会いたくない」(52歳)や、「娘と一緒に住んでいないから」(58歳)といった理由がありました。


結婚式で親への手紙は、読んでほしくない!?





次は、結婚式での親への手紙について質問! 娘が結婚式をするなら、手紙で感謝の気持ちを伝えてほしいですかと聞いてみると、「してほしい」という回答は35%で、なんと65%の父親は「してほしくない」という結果に。なぜ、手紙で感謝の気持ちを伝えてほしくないのか理由を聞いてみました。

●「恥ずかしいのでいらない」(66歳)
●「感謝というのは人前でわざわざ言うものではない。親子なら自然と分かる」(68歳)
●「気持ちだけで十分」(51歳)
●「儀式化しているので好きでない」(69歳)
●「泣いてしまいそうなので、手紙はこっそり手渡してほしい」(56歳)
●「招待客へのパフォーマンスに見えて滑稽」(54歳)
●「結婚しても娘は娘のままなのだから、改まっての感謝はいらない」(64歳)
●「子どもを成人させるのは当然だから感謝は必要ない。幸せになる挨拶で良い」(57歳)

感情的になったり、人前で私的なことを話されたりすることに、抵抗がある父親が多いのかもしれませんね。でも、手紙で感謝の気持ちを伝えてほしいという意見ももちろんあります!

●「ホンネを聞きたいから」(59歳)
●「娘の成長を思い返す絶好の機会だ」(67歳)
●「またとない機会だから」(60歳)
●「気持ちを文章で伝えて欲しいから」(57歳)
●「親に対してどう思っているのかを聞いたことがないので聞いてみたい」(55歳)
●「ほしいが、求めたくない」(50歳)
●「単純にうれしいので」(51歳)
●「育てるのに大変だったから」(54歳)

めったにない機会だから、ホンネを聞きたいといった理由があがりました。感謝の手紙を披露宴で読んでもらいたい父親は、純粋にうれしいし、ホンネを聞いてみたいようです。


娘とのバージンロードは、父親も歩きたい!





そして、娘と歩くバージンロードについても聞いてみました。娘が結婚式をするなら、バージンロードを一緒に歩きたいかどうかについて、「歩きたい」という回答は55%、「歩きたくない」は45%でした。
感謝の手紙は「してほしくない」という回答のほうが多くなりましたが、バージンロードは「歩きたい」というほうが少しですが上回りました。何が違うのでしょうか。理由も聞いてみましょう。

<歩きたい>
●「子どもと一緒にやる最後の行事だから」(68歳)
●「思い出になるから」(50歳)
●「一生で一度のことだから」(66歳)
●「娘をもつ親の義務だから」(51歳)
●「一生に何回もあることではないのでいい経験かと思います」(53歳)
●「最後のデートだと思って腕を組みたい」(68歳)
●「恥ずかしいけど一度歩いてみたい」(57歳)
●「親として娘を送り出す儀式は必要だと思う」(66歳)

<歩きたくない>
●「恥ずかしくて、苦手だ」(69歳)
●「気が引ける」(51歳)
●「照れくさい」(69歳)
●「そういう行動は好きではない」(56歳)
●「やっぱり恥ずかしいし、泣いてしまいそうだから」(64歳)
●「寂しい気持ちになりたくないから」(58歳)

バージンロードを「歩きたい」と「歩きたくない」の理由も、手紙で挙がった内容と同じようなことが多くあがりましたが、バージンロードの方が涙も恥ずかしさも少しこらえられるのでしょうか。儀式や義務として必要、と考えている方もいらっしゃるようです。

娘をもつ父親が思う結婚に関するアレコレ。いかがでしたでしょうか。結婚をする本人たちの考えや思いは普段耳にしたり、目にしたりすることはあっても、父親のホンネはなかなか聞くことがなかったのでは?これから結婚予定の花嫁さんは、父親はどちらのタイプか、ぜひ聞いてみてください。(坂田圭永)


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート 
調査期間:2019/3/13〜2019/3/14
有効回答数:103人(男性)
(インターネットによる50〜60代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)