手抜きをしても美味しい料理を作るコツって?!

忙しいときにおススメ☆夕食作り手抜きテク

毎日夕飯を作るのは大変ですよね。仕事が忙しくて疲れているときや、帰りが遅くなって時間がない日などは、お手軽な手抜きごはんで済ませてしまいたいもの。そもそもお料理が苦手とか、毎日何を作ったらいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、20〜30代の女性に夕食の自炊事情や手抜きテクなどをアンケート。料理研究家の河瀬璃菜さんにお手軽レシピや忙しい時に手抜きをしても美味しい料理を作るコツを教えていただきました!

みんなの夕食作り事情は?



まずは夕食の自炊事情についてアンケート!週に5回以上夕食を作っている人が72%と、家族の健康管理や食費節約のためにきちんと自炊している人が多いという結果に。一方で、共働きや仕事で帰りが遅い人は、外食や出来合いのお総菜などで済ませてしまう人も少なくないようです。

Q.週に何回夕食を自炊してる?
7回 27%
6回 27%
5回 18%
4回 8%
3回 10%
2回以下 10%



<できるだけ自炊派>
●「体力がある限り自炊する。食費の節約にもなるが、外食だと体に悪いため」(26歳)
●「子供が小さく、アレルギーもあるためできる限り自炊をしている」(34歳)
●「体調管理と食費節約のため自炊してる。疲れてるので家でのんびり食べたい」(30歳)
●「19時ごろに毎日帰宅できるのとお店のお総菜の味が好きではないし、料理が好きなので自炊している」(31歳)

<忙しい日や週末は外食や総菜も活用>
●「共働きなのとシフト制の仕事で帰りが遅いこともあるから」(31歳)
●「平日はなるべく自炊するが、週末には少し贅沢して外食している」(27歳)
●「基本自炊だが週1〜2回くらいは手を抜いて、総菜や弁当、外食をしたい」(34歳)
●「共働きで帰りが遅く、余裕のあるときに数日分作り置きしている。付き合いが多く、週に一度は外食」(28歳)
●「週末1回は必ず外食になる。共働きで働いているので、水曜日ぐらいにやる気がなくなって、テイクアウトで済ませたりする」(39歳)

パートナーまたは夫が夕食を作ってくれる、早く帰ったほうが作るという声もありました。お互い家事を分担したり、協力し合えたりする夫婦は憧れますね。

●「夫の方が帰りが早い、かつ、料理が好きなため、夫が作る時のほうが多い」(29歳)
●「私が4回くらい、旦那が3回くらい。お互いにシフト勤務なので休みだったり、早く帰宅する方が作ります」(37歳)
●「共働きのため、どちらか早く帰宅した方が夜ご飯を作る。主人が早く帰る日も週半分あるため」(31歳)

野菜の冷凍保存や調理器具を活用しよう



続いて、夕食を手抜きしたいなと思ったときにやっていることを聞いてみたところ、野菜の冷凍保存や下ごしらえなどをしておく、調理器具や出来合いのお総菜を活用するという人が多いようです。

●夕食手抜きテクランキング(※複数回答)
1位:野菜を冷凍して保存しておく 42%
2位:1週間分の献立を考えて、週末に買い物や下ごしらえなどをしておく 39%
3位:レンジで温めるだけのメニューにする 37%
4位:出来合いのお総菜をそのまま出す35%
5位:出来合いのお総菜をうまく使って調理する26%
6位:前日のメニューをアレンジして料理を作る25%
7位:調理器具の性能を活用して、時短メニューを作る 19%

週末などに、事前に料理の下準備をしておいたり、調理器具を活用すると時短になって便利ですよね。お手軽なのに栄養満点のレシピや「ネットでバズるレシピ」が今大人気の料理研究家の河瀬璃菜(りな助)さんに、手抜きだけど手抜きにみえないワンポイントアドバイスをいただきました。

「時間があるときに作り置きしたり、時短家電を使ったり、コンビニ食材やお総菜、レトルト食品などを上手く組み合わせて使ったりと状況に合わせて活用し、自分がどのパターンなら負担なく続けていけるかを見つけることが手抜きのコツです。

野菜は冷凍しておく際に下味をつけて冷凍したり、野菜炒め、カレー、スープ用など、よく作る料理ごとに冷凍すると便利です。レトルト食品も一工夫して綺麗に盛り付けるだけで、手抜き感は感じさせません。また、耐熱用のシリコンスチーマーやレンジで鍋が作れるようなグッズを活用するなど、ワンボウルで余分な洗い物も出さずに作るレシピが疲れて帰ってきた日はオススメです。あとは『ちゃんとしなきゃいけない!』と気負い過ぎず、楽しみながら料理を作ることが良いと思います」

みんなの手抜き料理、何を作ってるのか教えて!



ちなみに時間がない日や疲れている日など、手抜きしたいときは「野菜炒め」「鍋料理」「カレー」といった王道メニューが多かったのですが、なかにはどれも手抜きとは思えないくらい美味しそうな料理も!

●「うどんカルボナーラ:冷凍うどんに牛乳、生卵、ちぎったハム、チーズをのせてレンジでチン」(39歳)
●「カレードリア:前日に残ったカレーとご飯にチーズを乗せてオーブンで焼く」(36歳)
●「トマトリゾット:トマトジュース+ちぎったきのこ+ご飯+チーズをレンチン」(27歳)
●「ねこまんま:ごはん・梅・かつおぶしを入れてお湯をかける」(29歳)
●「餃子スープ:お湯に中華スープの素を溶かして、野菜と冷凍餃子を入れて少し煮る」(28歳)

りな助さんにも「コンビニで買えるものだけで作れる」お手軽レシピ「鳥キムチ丼」を教えてもらいました。



●材料(1人分)
サラダチキン(ほぐし) 100g
カット野菜 1袋(100g)
キムチ 100g
温泉卵 1個
ごはん 1膳
白いりごま あれば
塩コショウ お好みで少々

「鳥キムチ丼は野菜もタンパク質も糖質もバランスよく取れるのでおすすめです。サラダチキン・カット野菜・キムチをボウルに入れて600wで5分チン!それをご飯の上に、温泉玉子と一緒にのせるだけで完成です。白いりごまがあれば上からふると、見た目も綺麗に仕上がります」

疲れて何もしたくないときや帰りが遅くてコンビニしか空いてないとき、簡単で美味しくて栄養もある料理レシピをストックしておくと、忙しい毎日も乗り切れそうですね。ぜひ、皆さんも参考にしてみてください。

【取材協力】
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサル、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々な活動をしている。SONY XperiaのCMやKIRIN本麒麟の広告への出演などその活動は多岐に渡る。近年では地方を元気にするための6次化商品の開発に力を入れている。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog:http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508

【データ出典】
・生活に関するアンケート 2018/12/4〜12/5実施
有効回答数:203人(女性)
(インターネットによる20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)