付き合っていると、時にはケンカしてしまったり、関係がマンネリ化してしまったりということもあるはず。そんなときの対処法として、「距離を置く」というカップルも多いですよね。そんな風に距離を置いたカップルのその後がどうなったのか気になるところ。今回は20〜30代の男女にアンケートを行い、恋人と距離を置いた経験とその後について聞いてみました！

女性は「気持ちの確認」、男性は「一度冷静になる」が多数

まず男女共に「付き合っている彼・彼女と距離を置いたことはありますか？」と聞いたところ、女性は33％、男性は45％の人があると回答。結構多くの人が経験しているんですね。そんな経験者の皆さんは、何をきっかけに「距離を置こう」と思ったのでしょうか？具体的に聞いてみました。

＜女性側のきっかけ＞
●「彼のことが本当に好きなのか分からなくなってしまい、一度離れたいと思ったから」（31歳・女性）
●「長く付き合い過ぎてマンネリ化…。相手のことを本当に好きなのか分からなくなったから」（31歳・女性）
●「長く付き合っていて、将来のことがよく分からなくなっていたから」（30歳・女性）

＜男性側のきっかけ＞
●「仕事が忙しくなった際に、会う頻度について相手の期待に応えられなくなったが、相手がその状況を理解してくれないから」（34歳・男性）
●「一度距離を置いて冷静になりたかったのと、他に集中したいことがあったから。離れてみてそれでも好きかどうかを確かめたかった」（34歳・男性）
●「友人関係にも口出ししてきて、干渉がひどかった。それから一度逃げたくなって…」（29歳・男性）

女性は「お互いの気持ちをもう一度確認したい」という気持ちから距離を置きたいと考える人が多いみたい。確かに付き合いが長くなってきたり、お互い結婚を意識しだしたときに「これでいいのかな？」とちょっと不安になるときはありますよね。一方、男性は仕事の忙しさや友達関係など自分のことを彼女が理解してくれないと感じたときに、ちょっと距離を置いて一度冷静になりたいと考えるよう。きっかけは男女で少し違ったりするんですね。

「その後、別れた」は女性17％、男性62％と大きな差が

そんなふたりがその後、どうなったのかについても聞いてみました。すると、女性は「別れた」が17％で多くの場合、元に戻って付き合い続けた人が多数。逆に男性は「別れた」が圧倒的多数派となりました。どうやら、男性側が「距離を置きたい」と考えた場合の方が破局率が高いということのようです。

ちなみに、「別れた」「付き合い続けた」それぞれの人にそうした理由についても聞いてみました。

＜別れた＞
●「どんどん気持ちが離れていき、連絡を取らなくなった。自分の気持ちを整理できた」（29歳・女性）
●「離れて気持ちを整理した結果、もっと大事にしてくれるような人と出会いたいと思ったから」（27歳・女性）
●「一度距離を置くと戻すことができない」（29歳・男性）
●「別れることを覚悟して距離を置いたから」（29歳・男性）
●「自然とお互いに連絡を取らなくなり、それが日常になったから」（28歳・男性）

＜付き合いを続けた＞
●「再度話し合ったときに、結局お互いに想いあっていることにあらためて気付いた」（29歳・女性）
●「離れることでお互いの大切さを実感した。何かあったときに一番先に話したい相手であると実感した」（27歳・女性）
●「頭を冷やしている間に改善点を考えてふたりで実行していけた」（29歳・女性）
●「関係を見つめ直し相手のいいところが分かった」（29歳・男性）
●「やはりいなきゃダメな存在だと分かった」（27歳・男性）

破局した人の場合は、距離を置いてお互いそのまま連絡を取らなくなり自然消滅してしまうパターンが多いみたい。確かに一度離れてしまうと、お互い努力しなければなかなか元に戻れなくなりますよね。そのまま付き合いを続けられた人は、離れたことでお互いの気持ちを再確認でき、あらためて相手が大切だと思えたという意見が圧倒的でした。

別れるにしても、そのまま付き合うにしても「距離を置く」というのはお互いの関係を見つめ直すいい機会になるのかもしれませんね。もし、恋人との関係について悩んでいるのなら、「距離を置く」という選択肢を検討してみるのもありかも。（石橋夏江／verb）


【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート「結婚式の準備、恋人と距離を置くこと、同棲、自撮り」について
調査期間：2017/8/10〜8/31
有効回答数：221人（女性）

・あなたご自身に関するアンケート　2017/8/2〜8/4実施
有効回答数：311人
（インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査　調査機関：マクロミル）