信頼感を与える人こそ将来の有望株♪

「出世する男子」の見分け方

学生時代は目立つタイプで、リーダーシップもあったのに、仕事ではどうもパッとしない…という男性っていますよね。逆に、昔はそんなに目立つタイプじゃなかったのに、着実に力をつけて会社で出世したり、起業してお金持ちになる人もいたりします。女子的には、後者のような「出世する男子」を先物買いしたい!なんて思ってしまいます。

「昔は普通、今は出世している」男性に出会ったことがある人は28%



20〜30代の女子に「あなたの周りに、『昔は普通の人だったのに、いまは出世している(もしくは仕事で活躍している、華やかな舞台にいるなど)』男性はいる?」と聞いてみたところ、「いる」と答えた人は28%。さらに、「その男性に、将来の出世を予感させるような“キラリと光るもの”はあった?」と伺うと、半数以上の方が「あった」と答えました。

どんな“光るもの”があったの?との問いには、以下のような声が上がりました。

●「普通のチャラめの大学生に見えていたが、英語ができたし、何よりも行動力がすごかった」(27歳)
●「話題が豊富で一緒にいて楽しかった。母子家庭で育ち、常に父親代わりをしていたのでしっかりしていた」(33歳)
●「笑顔が可愛くて人に好かれやすい性格だった」(28歳)
●「真面目で実直。おとなしいけど思慮深い人だった」(32歳)

その他、「目立たないけれど明るくて性格がいい」「誰に対しても気が利く」「自分の考えを発信している」などの声が聞かれました。

「人から好かれ、信頼を得られる人かどうか」が出世の大前提



コラムニストのひかりさんに「将来出世する男子」の見極め方を伺うと、「基本、どんな出世も『人に引き立てられる』ことで実現するので、『人から好かれ、信頼を得られる人』というのが大前提」だとか。

「信頼を得るために大切なのは、『当たり前のことをきちんとできる』こと。例えば、時間を守る、締め切りを厳守する、約束を果たす、といったことは、社会人としてできて当然のことではありますが、できない人も少なからずいます。普段から遅刻をしたり、簡単に約束を破ったりするような人は、信用がない分、大きな仕事を任されにくいもの。本人はささいなことだと思っていても、結果的に大きなチャンスを失っていることも多いんです。また、愚痴、不満、悪口を言わない人、人によって態度を変えず、誰とでも気持ちよく接することができる人は、周りから好かれやすいので、引き立てられやすいですね。会社員として出世をするのであれば、『自己顕示欲や自己主張が強過ぎず、周りと調和できること』も大切です」

なるほど。学生の頃は、華やかで発言力があったり、少しぐらい破天荒な人の方が注目を集めがちですが、実際に社会に出ると、社会人としての基本やマナー、思慮深さなどが注目され、評価されるのですね。

派手さはなくても「じわじわと人に信頼感を与える」人こそ有望株!



「意外に思われるかもしれませんが、『負けるのがうまい』人も要注目。自分よりも優秀な人が目の前に現れたときに、相手の優れているところを学び取れる人だからです。逆に負けるのが下手な人は、優秀な人のあら探しをして自分を安心させたり、負けたくなくて足を引っ張ったりしますが、それでは成長がありません」

なお、ひかりさんによると、「今回挙げた特徴は、どれも目立つような要素ではありませんが、じわじわと人に信頼感を与え、好かれる要因になります」とのこと。若いときは、つい華やかで目立つタイプに惹かれがちだけれど、前述した特徴を備えた「目立たないけれどじんわりいい人」に出会えたら、要チェック!ですね♪(山崎 はるな)


【取材協力】
コラムニスト・ひかりさん
コラムニストとして、新聞や雑誌などにさまざまなコラムを執筆。「All About」では「恋愛」ガイドを担当。4コマ漫画ブログ「子供おばさんと大人女子」は、アメブロで人気。著書に『愛される人の境界線』(KADOKAWA/中経出版刊)など。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「お金のこと、2番目に好きな人、女性が多い職場」について
調査期間:2017/6/19〜7/3
有効回答数:200人(女性)