苦手意識のせいで彼への印象最悪かも…

恋愛が苦手…どうすれば克服できる?

大好きだった前の彼の浮気をきっかけに、男性が信じられなくなり、次の恋愛に臆病になっている友人がいます。この友人のように、恋愛に苦手意識を持っている人は、実は少なくないのでは?と思い、20〜30代の女性にも聞いてみたところ、「苦手と思ったことがある」と答えた人は51%。

理由としては、「男性に接することが怖かったので、話せなかった」(25歳)、「二股かけられていた。しかも自分が2番目」(27歳)、「口下手なので自分の気持ちをうまく言葉で伝えることができない。そのせいで何を考えているかわからないと言われることが多い」(28歳)などの声が…恋に苦手意識を持ってしまうのもわかる気がします。

ただ、恋はしたいのに、苦手意識のせいで一歩が踏み出せないとしたら残念なこと。もしも「今の状況から脱したい!」と思ったら、どういう行動を取ればいいのか、心理学博士の伊東明先生にパターン別に聞いてみました。

4つのタイプ別:恋愛が苦手と感じる人の対処法



<前の彼が忘れられない>
「大事なのは、“無理に忘れようとしないこと”です。前の彼が忘れられないのは当たり前のメカニズム。前の彼とのことは大切な思い出として受け入れ、“忘れられない自分”を受け入れることが大前提です。そのうえで頭を切り替えるために、合コンに出掛けてみたり、気になる男性と食事に行ってみたりしましょう。そのような行動を重ねる内に、前の彼の思い出は徐々に風化していきますよ」

<こっぴどく振られて傷ついた…同じ経験を繰り返したくない>
「心理学用語で『過度の一般化』と言い、『男性は別れ際にはこっぴどく振るものだ』など、1回の経験を膨らませ過ぎて『みんなそうだ』と決めつけてしまう心理状態を指します。このタイプの人に冷静に考えてほしいのは、『恋愛の結論は、実にさまざまある』ということ。もちろん、同じ経験をするケースもありますが、確率的には低いと理解することから始めましょう。そして、気になる男性ができて、いい雰囲気になったら、『私、男性に振られて傷ついたことがあって…もう同じ経験はしたくないの』と先に言っておくといいでしょう。多くの男性は、そんな女性をかわいく思うもの。『僕はそんなことしないよ!』という言質を取っておきましょう」

<自分をうまく出せなくて、好きなのに誤解されてしまう>
「このタイプの人は、“誤解されてしまう自分”に酔っているケースがあります。きっといつか、ありのままの私をわかってくれる人が現れる…と信じていて、今の自分を変える気はない。でも、それはドラマの中の世界です。今の状況を本当に変えたいならば、感情をありのままに表現しましょう。好きなら好きと言い、楽しいなら楽しいと言いましょう。言わなければ、わかってもらえるはずはないのです。うまく感情を表現できないならば、『うまく表現できなくてごめんなさい。でも、私今すごく楽しいの』などと言えば、気持ちは必ず伝わりますよ」

<そもそも男性が苦手で、接するのが怖い>
「多くの場合は、単に“慣れ”の問題といえます。今まで男性とあまり接してこなかった人が、いきなり男性と1対1でデート…なんて、確かにハードルが高いもの。克服するには、何よりも慣れることです。異性の家族や親戚、職場のおじさんなど、恋愛感情とは関係ない異性と意識して話し、コミュニケーションを取ることをオススメします。男性の店員さんもオススメ。彼らは絶対に優しく返答してくれますから、『今日のオススメは何ですか?』、『今人気のアイテムは何ですか?』などと意識して話し掛けましょう。対面だと緊張するなら、まずはネットのコミュニティサイトなどでもOK。場数を踏むにつれ、男性に感じていた怖さが軽減するはずですよ」

なるほど!恋愛が苦手と感じる原因ごとに対処法は違うのですね。友人には、「次も同じ経験をすると思いこまないように」と伝えたいと思います。早く吹っ切れるといいな〜。(山崎 はるな)


【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『女が結婚するまでに考えておきたいこと』(大和書房)など、70冊以上の著作がある。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「男性ってすごいなと思った瞬間や彼の親の印象について」
調査期間/2014/12/2〜12/15
有効回答数/164人(女性)