お泊りはダメ〜!

付き合い始めの「じらし」って、男子に有効?

久しぶりに友人A子に彼氏が!彼女のノロケ話をつまみに飲もうと、先日緊急女子会を開きました(笑)。すると彼女、付き合ってもう3カ月になるのに、彼に求められても応じていないのだそう。「エッチはちょっとじらすぐらいが、彼の欲望をかきたててイイんじゃない?私への愛も高まりそうだし!」とのこと。でも、その間に彼女、彼の家に何度も泊まりに行っているのです。生殺し状態の彼に、ちょっと同情しちゃいました(苦笑)。

私はそんな「じらしテク」を使ったことはないのですが、一般的にはどうなんでしょう?ということで、20〜30代の女性に聞いたところ、「ある」と答えた人は46%に上りました。おお!意外にいらっしゃる!

●「付き合い当初にじらしておいた方が、体を許した後も長く大切にしてもらえる気がする」(30歳)
●「付き合ったばかりですぐにしてしまうと軽い女だと思われそうだから」(30歳)
●「じらした時の男の人の反応を見て、判断したいから。怒る人はNG、じらしても大切にしてくれる人はOK」(32歳)
●「エッチが目的でないか確認するためと、自分の気持ち(本当にその人が好きか?うまくいったら結婚してもいいと思える相手なのか?)を確認するために、『3カ月はダメ!』と言っていました」(29歳)

多少じらした方が軽く見られないし、大事に思ってくれそう…と考えている人が多いようですね。男子の本気度を確かめたいという意見には、なるほど〜と納得!

では、じらされた男子側は、このじらしをどう受け止めているのでしょう?恋愛エッセイストで男性心理に詳しい潮凪洋介さんに聞いたところ、「多少のじらしは有効」との答えが返ってきました!どうして有効なの?

「世の中には、『付き合おう』という言葉を武器にセックスを迫り、その後は音信不通…という輩もいるもの。だから、お付き合いすることになってすぐに彼女とセックスできてしまうと、『付き合おうという口頭契約だけで、こんなに簡単に体を許してしまうものなのか』と思ったり、『過去にそんな男にだまされた経験があるのでは?』などと深読みされてしまったりして、冷めてしまう男性が少なくありません。だから、多少のじらしは有効なのです」

うーん、彼のことが好きで、彼の求めに応じたいと思ってすぐに体を許したのに、こんなあらぬ誤解をされたらイヤですねえ(涙)。でも、逆に「イヤ!」と拒否するのも、彼の愛を遠ざける気がします…。

「おっしゃる通り、単なる拒絶だと、本当に俺のことが好きなの?と誤解されてしまいますが、例えば『こういうことは大事にしたいから…』など、ゆくゆくはOKであることを匂わせる断り文句であれば効果的です。男性側も、『この子のことを本気で好きになろう、大切にしよう』という気持ちが盛り上がり、着実に愛を育てられます。“カラダ目的男”払いにも、有効でしょう。でも、求められて断るのは、多くても3〜4回くらいまでに。この回数に反論があるかもしれませんが、あまりに何度も断られると男性側が自信を失ってしまう恐れがあります」

求めにすぐに応じれば、軽い女と誤解されるし、断りすぎても自信を失う…男子ってなかなか難しい!(汗)

でも、じらすことで「本気度が低い人」は確実に排除できそう!付き合い始めの彼との愛を順調に育むために、そして遊び男に泣かされないために、ほどよい「じらし」テクを身につけるのは賢い選択のようですね。(山崎 はるな)


【取材協力】
潮凪洋介さん
恋愛文化の活性化を目指し、TV、雑誌、Web、全国講演、トークショー、パーティプロデュースなど幅広いメディアで活躍するエッセイスト。最新著書に『結婚適齢期の男ゴコロが面白いようにわかる』(新人物往来社)、『読むだけで自分の魅力に気づく本』(王様文庫)。忙しい男女のためのチョイカフェお見合い&デート活性化支援「Cafe30min」をプロデュース。
潮凪洋介OFFICIALSITE http://www.hl-inc.jp/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「異性のドキッとするしぐさやデート代について」
調査期間/2012/10/22〜10/31
有効回答数/110人(女性)