表にすると変化が分かるかも!?

年齢を重ねると“好み”が変わるのはなぜ?

先日、大学時代の友人A子の結婚式に行ってきました!久々に仲の良かった子が集まったので、懐かしい話で大盛り上がりに!しまいには、「A子って昔は新郎と真逆のタイプの人とばっかり付き合ってたよねぇー」という話題に。確かに「年齢を重ねると“男性の好み”も変わる」っていうけど、これってホントなの?

ちなみに20〜30代の女性に「年齢を重ねるごとに、“男性の好み”が変わったと感じたことはありますか?」とアンケートで聞いてみたところ、59%が「ある」と回答!やっぱり多くの人が好みの変化を感じている様子。さらに変化を感じた年齢についても聞いたところ、1位「21〜24歳」、2位「15〜19歳」、3位「26〜29歳」という結果に。このような好みの変化はどうして起こるのか、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。

「アンケート結果からも分かるように、女性の好みのタイプは“就職”、“卒業・進学”といった環境の変化に大きく影響を受けやすい傾向にあります。なかでも、就職して社会人になる21〜24歳の時期は、年上の人と接する機会がグッと増え、さらには“仕事ができる・できない”など、学生時代にはなかった価値観で男性を見るようになるので、好みのタイプの変化を実感する人が多いといえます。しかも、女性が男性を好きになるのに“尊敬できるかどうか”はとっても大事な要素!学生時代は『スポーツができる』、『おもしろい』、『みんなの人気者』といったものだった“尊敬の基準”が、就職後ガラリと変化することで、男性の好みそのものも大きく変化したと感じるのです」

確かに!その昔、私が就職したときも、同年代の彼が急に子どもっぽく思えて、仕事のできる会社の先輩に憧れたものです(しみじみ…)。

では、20代後半の好みの変化についてはどうなのでしょうか?

「20代後半の好みの変化は、それまでの交際で得た経験が蓄積されることで起こります。例えば『見た目が良くても中身のない人はダメ』、『仕事ができてもお金にだらしない人はダメ』といったように、実際の経験から“ダメなタイプ”を導き出し、好みから外していくのです。さらに、女性の方が付き合う前から結婚・出産を意識する場合が多いので、『この人は生活に安定感があるだろうか』、『父親としてどうなのか』といった観点で男性を判断するようになります。これも20代後半でさらに好みを変える一因となっているのです」

なるほど〜。こうやって見ると女性は好みが変わるタイミングが多く、その変わり方も大きいことが分かりますね。では、男性側は?

「実は男性は、好みのタイプが変わることはあまりないのです。なぜなら、異性を好きになる大事なポイントが、女性は“尊敬”であるのに対し、男性は“愛嬌”だから。これは環境や立場の変化にあまり左右されることがありません。また、男性は破局しても、別れた女性を完全に嫌いになることはほとんどありません。結果、失敗をもとに対処法は学びますが、自分の好みから外していく“ダメなタイプ”は増えていかないので、女性とは逆に、好みのタイプはどんどん広がっていくのです」

男女で“好みの変化”にこんなに差があるなんて驚きです。ということは、女性が過去の恋愛を思い出して“元カレ年表”を作ったら、自分の“男性の好み”の移り変わりがよく分かるかも!?…私もこっそりやってみようかな(苦笑)。(石橋 夏江/verb)


【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動。男女の心理の違いを広める。著書に『愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女』、『彼に浮気をやめてほしい貴女へ』などがある。
織田隼人さん公式ブログ http://oda999.tea-nifty.com/blog/


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「お酒の強さや年齢ごとに変わる好みのタイプの男性について」
調査期間/2012/5/10〜5/21
有効回答数/166人(女性)