その場でサクっと書けますか?

結婚式でのお祝いフレーズを上手に書くには?

最近の結婚式や二次会に出席すると、まずインスタントカメラでパシャッと写真を一枚、そして、撮った写真に受付でお祝いメッセージを書く…なんてこと、結構ありませんか?私としては、そろそろ気の利いたひと言をサクッと書けるようになりたいものだけど、とっさのお祝いメッセージって結構難しい!結婚式だから縁起の悪い言葉は書いちゃいけないし、文字を書き間違えたりしたら最悪だし…と焦って、結局は超無難なメッセージを書き込んじゃう人も多いのでは?

というわけで、さっそく20〜30代の女性にアンケートを実施。「写真に書く“お祝いフレーズ”で、ほかの人と似たような内容になったことはありますか?」と質問してみました。すると、

・ある…79%
・ない…21%

なんと8割近い人が、“お祝いフレーズがほかの人とかぶる”という悲しい経験をしていたことが判明!また、アンケートを詳しく見ていくと、「結婚おめでとう」「末永くお幸せに」「ずっと仲良くね」などが、かぶりやすいベタなお祝いフレーズだということも判明。

うーん、最近の結婚式にお祝いフレーズはつきもの。これはなんとかしなくっちゃ!

そこで、数多くの結婚式を手掛けるウエディングプランナーの岡村奈奈さんに、気の利いたお祝いフレーズを書くコツを聞いてみました!

「お祝いフレーズは、“お祝い”という言葉にこだわり過ぎると、なかなかバリエーションが生まれないもの。『お祝いの言葉を書かなくちゃ!』ではなく、招待してくれた人の結婚を喜ぶ気持ちがこもっていればいいんです。例えば『今日は晴れてよかったね』など、今日という日に対する感想でもいいし、『二次会、楽しみ!!』など、ちょっとはじけたフレーズでもOK。友だち同士で参加しているなら、簡単な“あいうえお作文”もオススメです。例えば新婦の名前が“ゆき”なら、『“ゆ”きちゃん』『“き”れいだよ!』など。あまりマナーを気にしすぎず、自由な感性で書いてみると、ほかの人との“かぶり”もなくなるかも」

ストレートに結婚を祝うフレーズじゃなくてもいいってことですね。ちょっと気が楽になったかも。でも、マナーを気にしなくていいとはいえ、結婚式で“おふざけ”はマズイ気も…。さすがに変顔で写真を撮ったりするのはダメですよね?

「大アリですよ。男性も女性も、真正面を向いたおすまし顔がほとんどですが、最終的に写真を見るのは新郎新婦。ゲスト一人一人が、その人らしい表情で写っている方が、後々見返した時に笑えるので喜ばれるはず。また、大声を出しているようなポーズで写真を撮り、『お幸せにー!!』など吹き出しを書き込めば、無難なお祝いフレーズも途端にオリジナル感が出ます。逆に、お祝いフレーズを丁寧に書きすぎてほかの人を待たせてしまったり、長々と書いてしまい、結局お祝いフレーズが読めない…なんてことの方が問題。当たり前ですが、『いろいろあったけどよかったね』など意味深な内容にとれそうな書き方をしたり、『離婚禁止!』など明らかにネガティブな単語はNGです」

なるほど、本当に基本的なところさえ押さえていれば、写真に書くお祝いフレーズって、結構、自由なのですね。なんだか安心しました!これからは肩の力を抜いて、自分らしいメッセージを書くようにしようっと。(大高 志帆/verb)


【取材協力】
岡村奈奈さん
フリーランスのウエディングプランナー。トータルプロデュースはもちろん、ウエディングドレス や演出、予算、ゲストとのお付き合いのことなど、結婚式 に関するどんなことでも相談に乗ってくれます。
岡村奈奈さん公式サイトhttp://www.nanea.jp/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「一目惚れや男性とのメールについて」
調査期間/2010/9/30〜10/4
有効回答数/217人(女性)