中身は生粋の肉食かもしれませんよ

「実は隠れ肉食」な男子…どう見抜く?

この前、合コンで知り合った男子。ガツガツしていないし、女子の話を笑顔でうんうんと聞いてくれるので男子一番人気でした。そんな彼とデートにこぎつけたのがA美でしたが…彼女に後日談を聞いてビックリ!ふたりで飲んだ後、いきなりホテルに誘われたのだそう。草食系男子だと思っていたのに、実は肉食とは…!

このような“隠れ肉食男子”って結構多いものなのでしょうか?20〜30代の女性に「見た目は草食系なのに、実は肉食な男子に遭遇したことがある?」と聞いてみたところ、35%の人が「ある」と回答。おおお!結構多い!

ということで、「草食系な雰囲気に惹かれたのに、実際は肉食だった」とがっかりしないためにも、隠れ肉食男子について知っておきましょう。男心と恋愛心理に詳しいぐっどうぃる博士、教えてください!

「そもそも、男性のタイプを“草食系”、“肉食系”とざっくり二分してしまうことに無理があります。草食系といわれる男性の中でも、草食系に見える理由はさまざま。私の分析では、“草食系に見える男性”の中でもざっと5つのケースに分けられます。そのうち、“草食系に見えるものの、実は肉食”というケースは、4つ存在します」

「草食系に見えるものの、実は肉食」という4つのケース



1.肉食だが、容姿や収入など自分に自信がないため、自分から女性に近づくことができずに、草食系に見られるケース。

2.肉食だが、受け身でガツガツした感じを表に出さず、女性を安心させ、「気に入った女性が近づいてきたらガブっと食べてしまう」というケース。

3.好みの女性に対しては肉食だが、それ以外の女性には興味がないため、恋愛対象外の女性に草食系だと勝手に判断されるケース。

4.肉食だが、恋人や配偶者がいるなど、立場上、その女性に近づけないため草食系に見えるケース。

なるほど〜。女性側で勝手に「この人は草食系に違いない」と判断している部分が大きいというわけですね!なお、本当の草食系は、「仕事や趣味などが忙しく、女性の優先順位が低い」というケースです。

“ロールキャベツ男子”が増えている!?



「肉食だけど草食に見られるケースの中で、近年増えているのが、女性に対して受け身である2のケース。いわゆる“ロールキャベツ男子”と呼ばれる人たちです。
近頃の男性は、傷つきたくないという意識がとても高く、自分から女性に告白して振られるのがこわい。だから、女性を惚れさせ告白させる方が、責任もなくリスクが低いと考えています。つまりは“肉食な自分を隠して草食系に見せる”のは、彼らのテクニックなんです」

なんと!でも、いくらテクニックとはいえ、事前のイメージと違う行動をされると、女子側はちょっと引いてしまいます。お近づきになった時点で、本当に草食系か、もしくは実は肉食なのか、判断する方法はありますか?

「隠れ肉食男子は、女性に気に入られるためのありとあらゆる努力をしています。
例えばカフェやアロマなど“女性文化”に詳しい人が多いので、話せば楽しい印象を与えます。また女性に対してデリカシーのない発言をしないので、いつの間にか、女性同士の会話の輪に入っていて、女友達がたくさんできるのも特徴です」

「しかし、相手が恋愛対象外の場合は、女性側から近づいていっても、ある一定の距離以上近づいて来ません。『どう頑張っても彼に近づけない』と感じたら、そこから踏み込むのはやめておきましょう。単に遊ばれてしまう恐れがあります」

世の中には、根っからの草食系男子ももちろんいると思いますが、用心することも必要かも。妙に人当たりのいい男子に遭遇したら「隠れ肉食男子かどうか」を慎重に見極めたいと思います(笑)。(山崎 はるな)


【取材協力】
ぐっどうぃる博士
恋愛カウンセラー。生命科学の分野で理学博士号を取得。女性の恋の悩みに答えるサイト「恋愛ユニバーシティ」を主催。自身の体験と生命科学的視点によって作り出された独自の恋愛メソッドを展開し、雑誌、ウェブ、書籍などで活躍中。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「彼に言いたいけど言えないことや甘えてくる彼について」
調査期間/2013/9/6〜9/19
有効回答数/162人(女性)