社内ではただの同僚のフリを…

秘密にしたい社内恋愛。バレるきっかけは?

結婚相手との出会いが多いといわれる“社内恋愛”。社内恋愛中の人は、できれば周りに知られることなく、じっくり愛を育みたいもの。でも、秘密にしているにもかかわらず、なぜだかバレてしまったという人も多いのでは?これってどうして?社内恋愛経験のある20〜30代の女性に直撃してみました!

まずは、そもそも社内恋愛をオープンにしていたかどうかを聞いてみたところ、「秘密にしていた」が最も多く44%、次いで「一部の人にのみ話していた」で37%という結果に。やはり周囲に公表していないケースが多いようですが、一体どうやってバレないようにしているの?

●「名字に“さん”付けで呼び、出掛けるのは郊外の人目につかない場所を選ぶ」(33歳)
●「休暇はずらして取るようにした」(28歳)
●「社内ではできるだけふたりきりにならないようにしていた」(32歳)
●「彼氏の存在について聞かれると困るので、架空の彼氏像をつくり、聞かれたらその架空彼氏について答えていた」(28歳)

皆さん、いろいろと工夫していますね。でも、裏を返せば、こういったところでミスをすると、すぐにバレてしまうということ。例えば、上司なのに呼び捨てにしてしまったり、職場の近くでデートしている姿を目撃されてしまったり、休暇の日程が丸かぶりしていたり、社内で必要以上にふたりきりでいたり、彼氏像があまりにも社内の男性に似通っていたり…。本人はバレないと思うようなことからも、案外、秘密は漏れてしまうようです。

ちなみに、隠す努力はしたものの、「職場の人がいないであろう場所でデートしていたけど、それでも数人に目撃されてしまった」(33歳)のように、やむを得ないケースも。100%隠し通すのは難しいかもしれませんが、バレないために気を付けるとしたら、他にどんなことに注意すればいいの?カップル・コンサルタントの西郷理恵子さんに教えてもらいました。

「SNSやブログにふたりで行った場所などの記事・写真はアップしないこと。また、ふたりの関係を知っている人にも、ふたり一緒の写真をアップしないようにお願いすること。一度隠し通すと決めたら、気付かれるようなことは一切ご法度です。勘の良い同僚が、アップされている内容を見てふたりの関係に気付けば、たちまち社内の噂になってしまいますよ」

確かに、特定の日の行動が一緒だとか、写真の背景が同じだとか、おそろいの指輪を着けているとかで、ブログの記事や写真から交際が発覚する有名人もいますよね。まあ、社内恋愛をするのは自由とはいえ、公になれば当人たちだけでなく、周りも何かと気を使ってしまいますからね。

では最後に、社内恋愛をするにあたっての気を付けるポイントを教えてください。

「社内恋愛をするのは基本的に一度きりと思い、相手選びは慎重にしましょう。社内に複数の元彼がいることが噂になれば、恋愛のモラルを疑われる場合があります。また、社内で二股を掛けたり、浮気はしないこと。彼との仲のこじれ方によっては、一方または両方が退職に追い込まれるケースもあります。そして、社内ではお互いの愚痴や悪口を言いふらさないこと。ふたりの関係を好ましく思っていない人から、余計なおせっかいや告げ口をされてしまうかもしれません。誰かに相談したい場合は、慎重に相手を選び、できれば全くの部外者で、口の堅い人にしましょう」

なお、西郷さんいわく、「社内恋愛では社内の噂話のターゲットになりやすいので、職場に交際を公表する場合は、事前にふたりでタイミングを話し合うこと。あとは、夫婦が同じ部署や支店にいられない場合もあるので、社内規定のチェックも忘れずに!」とのこと。皆さん、ぜひご参考に!(清川 睦子/verb)


【取材協力】
西郷理恵子さん
カップル・コンサルタント、(株)ライフパートナーズ代表取締役。総合情報サイトAll About恋愛ガイドとして恋愛・結婚・性に関するコラムを執筆。男女間のパートナーシップを考える講演も行う。日本性科学会会員。
西郷理恵子さんがガイドを務めるオールアバウト
http://allabout.co.jp/gm/gp/764/library/


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「社内恋愛や女性の発言について」
調査期間/2013/1/18〜1/30
有効回答数/122人(女性)