恋愛したいけど…

“彼氏いない歴◯年”からの脱出法は?

先日、大学時代の友人から「なかなか彼氏ができない」との相談が。詳しく聞くと、女性ばかりの会社に就職し、大学卒業後10年近く“彼氏ナシ”なんだとか。さらに本人も「恋愛の仕方を忘れちゃった」とか「もう恋愛するのが怖い」など、恋に対してかなり後ろ向き。彼女は外見もかわいらしく、性格も明るいので、その気になればすぐに彼氏ができそうなものですが、この状態を自力で脱出するのはなかなか難しそう…。

彼女のように、恋愛に対して臆病だったり、おっくうになっちゃっている人が、最近、増えているような気も…。そこで、20〜30代の女性の実態を調査すべくアンケートを実施しました。

まず、「このまま彼氏できないかも…と不安になったことはありますか?」と聞いたところ、69%の人が経験アリ!ということが判明。多くの人が一度は感じたことがあるみたい。さらに具体的に「どれくらいの期間、彼氏がいなかった時に、不安に感じましたか」とも伺ったところ、最も多かったのが「2年」(20%)。次いで「10年以上」(18%)、「1年」(17%)と続く結果に。「10年以上」のブランクを抱える人が18%と、思った以上に多かったのには驚きです。

このような“彼氏いない歴◯年”から上手に脱出するには、どうすればいいのでしょうか?心理コーディネーターの織田隼人さんに、正しい脱出法について聞いてみました。

「合コンや飲み会にも新しい出会いがありますが、毎回別の相手になることが多く、関係はなかなか進展しません。それよりも思い切って、ドキドキできる新しい環境に飛び込んでみるのがオススメです。人はストレスの少ない安定した状態では恋に落ちにくいもの。逆に慣れない環境に緊張しドキドキしていると、いつの間にかそれを恋のドキドキと勘違いし、恋に落ちやすくなるのです。恋の始まりはちょっとした勘違いから…なんてよくあること。例えば、大学入学直後に多くのカップルが誕生するのは、このような効果からといえます。まずは気軽に、気分を変えることから始めてみましょう」

でも、新しい環境といってもいろいろありますが、具体的にはどんなところがベスト?

「習い事を始める、趣味の集まりをつくる、思い切って転職してみるというのもいいと思います。習い事や趣味なら、自然に固定のメンバーと何度も顔を合わせる機会がつくれますから。選ぶ際には、ビジネス系語学、経営系の資格、スポーツ、アウトドアなど、男性の割合が高く、できるだけ自分の不得意なものがいいでしょう。不得意であればあるほど、緊張感のドキドキは高まりますし、男性に『教えてもらえませんか?』とも言いやすいはず。女性に頼られてイヤな男性はいませんからね。王道パターンですが、男性に教えてもらう→尊敬の気持ちを抱く→恋に発展する…という段階を踏んで、恋愛に発展する可能性大です」

とりあえずは思い切って、慣れない環境に身をおいてみることが、“彼氏いない歴◯年”から抜け出す第一歩なんですね。ただ、そこで新しい出会いがあっても、なかなか関係を発展させるのは難しそう。恋につながる上手なコミュニケーションのとり方ってありますか?

「はじめは、SNSなどでのやりとりがオススメです。変に構えず、気軽に書き込みができますから。もしくはメールがいいでしょう。恋愛から遠ざかっていればいるほど、食事やデートに誘うことはハードルが高いはず。まずは楽なコミュニケーション方法から入り、親しくなってきたら密なコミュニケーションへと移行していけばいいのです。ただ、関係を恋愛に発展させるためには、最後は“顔を近づける”ということが必要です。いつまでも距離を取ってお互いのパーソナルスペースに足を踏み入れなければ、それ以上親密にはなれません。この最後の大きな壁を乗り越えるには、努力しかないのです!」

なるほど、最後にはやっぱり自分が殻を破らないといけないってことですね。確かに、リアルに会ってみないと分からないこともありますからね。ちょっと勇気を出してみることをオススメします。

ちなみに彼氏いない歴が長くなると、男性から「どれくらいいないの?」と聞かれた時に答えに困ってしまうもの…。でも実際のところ男性は、「彼氏いない歴=年齢」だったとしてもあまり引くことはないとか。それどころか、むしろちょっと“堅い”くらいの方がプラス評価につながるんですって。これは意外!変に引け目を感じることなく、勇気をもって一歩踏み出すことが、新しい恋への近道なのかもしれませんね。(石橋 夏江/verb)

【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動。男女の心理の違いを広める。著書に『愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女』、『彼に浮気をやめてほしい貴女へ』などがある。
織田隼人さん公式ブログ http://oda999.tea-nifty.com/blog/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「彼に結婚を意識させる方法やSNSについて」
調査期間/2012/2/22〜2/29
有効回答数/175人(女性)