ねちっこさは納豆並み!?

付き合う前に確認を!根に持つ男の見抜き方

ずっと憧れていた会社の先輩とめでたく付き合うことになったS代。さぞかし幸せな日々を送っているだろうと近況を聞いてみると、意外にも「彼、すごい根に持つタイプで、一緒にいても楽しくないの…」とネガティブ発言。なんでも彼は、楽しいデートの最中でも過ぎた仕事の話を持ち出してはネチネチと文句を言ったり、「あの店員の態度が悪かった」など、くだらないことで愚痴を言い続けたりして、その場のムードを台無しにしてしまうのだとか。

付き合う前は彼のことを「大人っぽくて優しい」と絶賛していただけに、S代の気持ちも分からなくはないけれど、そういう傾向って事前にはなかなか見抜けないものなんでしょうか?S代には悪いけど、できればそんなネチネチした男性と付き合うのは避けたいもの。そこで、心理コーディネーターの織田隼人さんに“根に持つ男”の見抜き方について聞いてみました!

「根に持つタイプの男性は、良くも悪くも“過去”にこだわる傾向が強いですね。基本的に会話が過去形になる人が多いので、例えば、『オレ、昔テニスの県大会で優勝したんだ』や『入社したての頃に会社のプレゼンで1位をとったことがあって』など、過去自慢や過去の話ばかりをする人には注意が必要と言えるでしょう。ただ、昔話をする男性が全て根に持つタイプかと言うと、それは違います。過去の話をしていたとしても、『でも今は◯◯やってるんだ』や『次は△△をやろうと思ってて…』など、現在やっていることや未来に向けての希望も続けて話すような人は、過去に執着しているわけではないので、根に持つタイプではないと言えます」

「すごーい!」なんてうっかり昔の自慢話に聞き入ってしまいそうですが、昔話ばかりで前向きさが感じられない男性には要注意ってことですね。ほかにも、根に持つ男に多い特徴ってありますか?

「被害者意識が強く、常に自己を正当化させる傾向がありますね。例えば、過去のことばかりに執着してしまう人でも『この間の会議で上司に怒られたのは、オレが準備不足だったからなんだよね』など、反省のために過去を見つめ直している人は問題ないのですが、『先週の金曜、急に上司に残業しろって言われてさ。ただの嫌がらせだよな』などのように、本当は自分の仕事が遅れているのが原因だったとしても、『オレは悪くない』と自分を正当化させ、自分基準の正義ばかりを振りかざすようなタイプには注意が必要です」

勝手に被害者ぶって根に持たれるのって、かなり面倒くさいですね…。でも、もし“根に持つタイプ”と見抜けずに付き合ってしまった場合、どう対応するのがベストなんでしょう?我慢して愚痴を聞き続けるしかないの!?

「被害妄想や自己正当化は、変えようとしてもなかなか変えられない性質なので、過去のことばかりに執着してしまう性質を変えるところからアプローチするのがオススメです。例えば、『来週のデートはどこに行こうか?』や『今度新しく公開する映画、すごい評判いいらしいね!』など、会話の中に常に先の情報を与え、未来への楽しみを増やしていってあげるのがいいですね。また、相手が過去の話題を出してきたら、相槌を打ってその話に付き合ったりせず、すかさず未来の話へと話題を変えること。そうしていけば、今までネチネチと過去ばかりを見つめていたクセが、自然と未来志向型へと変化していくはずですよ」

なるほど!たしかに、常に未来の楽しいことばかりを話すようにしていれば、いつまでも過去に執着して根に持つこともなくなりますよね。まぁ、まずは“根に持つ男”かどうかを見抜けるように、意中の男性がいる人はしっかりチェックしてみてくださいね!(清川 睦子/verb)

【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動し、男女の心理の違いを広める。著書に『理系くんのトリセツ』、『追いかけられる女になる』、『頭のいい 女性の伝え方・ふるまい方』などがある。
織田隼人さん公式ブログ http://oda999.tea-nifty.com/blog/