飲み会や合コンなどで急に話を振られて、「えっと…」と言葉に詰まってしまった経験、ありませんか？その場に気になる男性がいようものなら、なおのこと気の利いた返答をしたいところ。でも、実際には空気の読めない発言をしてしまったり、異様に声が小さくなってしまったり…など、失敗してしまったことのある人も多いはず。こんな時、気の利いた答えを返すためにはどうすればいいのでしょう！？

そこで、まずは20〜30代の女性に「急に話を振られ、対応に失敗してしまったことはありますか？」と聞いてみたところ、62％の人が「ある」と回答。一体、どんな失敗をしてしまったの？

●「急に話を振られたのでビックリして、上ずった声で何度も同じ内容を話してしまった。最終的には何が話したいのか自分でもよく分からなくなった…」（26歳）
●「いつも当たり障りのない返答をして、話をそこで止めてしまう。シーンとした空気が流れるのが気まずい…」（36歳）
●「急に話を振られて焦ってしまい、思ってもいないことをノリで言ってしまって、後で訂正するのに苦労した」（25歳）

皆さん、なんとか話の流れに乗ろうとはしたものの、頑張りが空回りしてしまったみたい。そんな時って、自分のせいで場の空気がしらけてしまったような気がして、居たたまれない気持ちになりますよね…。でも、うまく対応できずに気まずい空気になってしまった時って、やはりその場にいる人たちにはあまり良い印象を与えないものなのでしょうか？心理カウンセラーの清水おりえさん、教えてください！

「そうですね、『うまく切り返してやろう』とか『面白いこと言ってやろう』といった“狙った感じ”が全面に出ていて、それで失敗してしまうと、まわりをしらけさせ、あまり良い印象を与えないかもしれませんね。でも、狙ったわけではなく、自然な成り行きで失敗してしまったのであれば、そんなに悪い印象は抱かれないと思います。逆に、戸惑っていたり、トンチンカンなことを言ってしまって照れている女性の姿というのは、まわりにはかわいく映ったりするものなので、むしろ好印象を抱かれるのではないでしょうか。急に話を振られた時は、無理にうまく対応しようとせず、素直にビックリしたり、焦ったりした方が『面白い娘だな』なんて思ってもらえますよ」

なんと、意外なことに「うまく対応しよう」とは思わない方が、好意的に見てもらえるとのこと。そう言われてみると、確かにうまく対応しようとして頑張った時ほど、空回りしてしまうことが多いかも…。

とはいえ、急に話を振られても面白いことが言えたり、見事に切り返せる女性がいるのも事実。そういう女性と、うまく対応できない女性って、一体何が違うんですか！？

「急に話を振られてもパッと切り返せる女性というのは、常に“脳内リハーサル”をしている人が多いです。テレビや映画、雑誌などから得た“言ってみたいフレーズ”が頭の中にたくさんストックされていて、それが使えるシーンのリハーサルを、何度も脳内で繰り広げているんですよ。だから、急に話を振られても面白い返答ができるし、場合によっては“言ってみたいフレーズ”が使えるように、その場の話題を巧みに誘導したりもできます。そういう女性がいると場は盛り上がるので、“盛り上げ役”としては重宝がられるでしょうね。ただ、男性にモテるかどうかで言うと、逆に場は盛り上げられなくても、控えめでいる女性の方が、男性にはモテると思いますよ」

確かに、アンケートでも「急に話を振られた時、うまく対応するにはどうしたらいいと思いますか？」と聞いてみたところ、「面白い返答ができるように、小ネタをいくつか収集しておく！」（25歳）、「自分に話が振られていない時も話を聞いておいて、答えを用意しておくようにする」（32歳）など、「前もって準備しておく」という女性もチラホラ。「モテ力よりも、場を盛り上げるスキルを高めたい！」という人は、“脳内リハーサル”で前もって訓練しておいてはいかが？（玉乃 雫／verb）

【取材協力】
清水おりえさん
恋愛や社会の人間関係を中心にカウンセリングを行う臨床心理カウンセラー。最新刊『元カレとよりを戻す方法』（PHP研究所）
清水おりえさん公式サイトhttp://www.orie.biz/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「彼氏を優先する女性や恋愛映画について」
調査期間／2011/5/12〜5/16
有効回答数／174人（女性）