彼からのメールが待ち遠しい!

脱“恋愛にのめり込み過ぎる女”の方法とは?

ある知り合いの話。その人の職場の後輩女子で、普段は「超」が付くほど仕事熱心なのに、恋人ができると生活のすべてが“恋愛モード”に切り替わってしまう人がいるのだとか。例えば、勤務時間中にもかかわらず彼とメールばかりしていたり、気が付けば同僚相手に延々とノロケ話をし続けたりと、彼中心の生活になり、周りが見えなくなってしまうらしい。当然、仕事への集中力はなくなるのでミス連発!洋服も恋人の趣味にあわせるようで、付き合う男性によってはオフィスには向かないド派手な服装で出勤することもしばしば…。

まぁ、恋人とラブラブなのは喜ばしいことだけど、職場でここまでされると、ちょっと迷惑ですよね。でも、この後輩女子のように恋人ができると恋愛にのめり込み過ぎて、周りが見えなくなったり、理性や常識を失ってしまう女性って、程度の差こそあれ、意外といるのかも。一体どんなタイプの人に多いのでしょう?恋愛カウンセリングセンター代表の楠本貴之さんに聞いてみました!

「恋愛にのめり込み過ぎて、理性や常識を失ってしまう状態になりやすいのは、凝り性で猪突猛進型の女性。このタイプの女性は不器用な人が多く、とにかく熱を注ぐ対象が見つかれば、そこに一点集中とばかりに熱を注いでしまいます。そのため、ほかのものが見えなくなりやすかったり、ほかのものを犠牲にしてでも、対象となるものだけに全てを捧げてしまったりするのです。例えば、『恋人といつまでも一緒にいたいから』という理由で、恋人が望む全ての要求を受け入れ、従ってしまう人や、恋愛がスタートすると、友人との交流や仕事に対する責任感など“自分の信条”を簡単に捨ててしまう人は、恋によって、理性や常識を失っている状態であると言えるでしょう」

前述の後輩女子も普段は仕事熱心だというし、何かひとつのことに熱中しやすいタイプの女性に多いのですね。ところで、恋人ができると恋愛にのめり込み過ぎて、理性や常識を失ってしまう人って、なぜか恋が終わるスピードも早い気がしますが、それはどうして?

「恋愛にのめり込み過ぎて理性や常識を失ってしまうタイプの女性はとても情熱的。“情熱を注ぐ”というと聞こえは良いですが、“熱が一気に上がる”性格的要素を持っているということは、同時に、“熱が一気に下がる”要素も持ち合わせているのです。このような人は、付き合い始めこそ『彼のことをもっと知りたい!』という欲求から情熱的に恋人に接するものの、恋人のことがいろいろと分かってきて、新しい発見がなくなってくると、それまで傾けていた情熱も失われていきます。すると、また熱を注ぐことができる対象がほしくなるので、ほかの男性に目が移ってしまうのです。それゆえ、こういう情熱的傾向にある人は、恋が長続きしないというわけです」

う〜ん、熱しやすく冷めやすいってことですね。では、こうしたタイプの女性が、恋愛によって理性や常識を失うことなく、恋愛を長続きさせるコツってあるのでしょうか?ハッピーな恋愛をするためにも、アドバイスをお願いします!

「ポイントは3つ。1つ目は、自分自身を知ること。どのようなことでも悪循環を断ち切るためには“気付き”が必要です。まずは、自分が恋愛によって理性や常識を失いやすいタイプかどうかを知り、そのうえで、自分の言動が行き過ぎていないかを常に判断できるようにしましょう。

2つ目は、きちんとした恋愛観を確立すること。人間は目的がしっかり確立されていないと、道標を失いやすいもの。例えば、同じ“恋愛”と言っても、結婚を目的にしているのか、自分探しや自己成長のためにしているのかでは、恋愛の進め方や恋人に対して要求することも当然異なります。なので、常に自分が何のために恋愛をしているのか、恋人に何を求めるのか、恋愛のスタンスや価値観をきちんと持っておくことが大切です。

3つ目は、お互いに、恋愛によって理性や常識を失ってしまう状態にならない人と恋愛をすること。恋愛は一人で行うものではありません。自分が恋愛によって理性や常識を失ってしまい、友人と交流をしなくなったり、仕事をおろそかにしてしまった時に、きちんと注意して、正してくれるような恋人を選ぶようにしましょう」

なるほど!自分自身で気を付けるだけでなく、恋人選びもポイントになってくるんですね。自分が恋にのめり込んでいる時にはなかなか気が付けないものですが、ハッピーな恋愛をするためにも、皆さんぜひ参考にしてみてください♪(清川 睦子/verb)

【取材協力】
楠本貴之さん
恋愛カウンセリングセンター代表。恋愛相談から夫婦問題まで。日々多くの人々の悩みに応える恋愛コーチングプロアドバイザーとして活躍中。
楠本さんの恋愛相談BLOG 「恋愛駆け込み寺」