平日の夜だって彼と会いたいですよね♪

仕事と彼氏!イマドキ女子が優先させるのは?

先日、新聞を見ていたら、「30代未満の女子の収入が男子を上回った」という記事を発見。確かに最近では「男子より仕事ができる女子が多くなった」というのはよく聞く話で、私の職場でも遅くまで頑張って仕事しているのは、女子の方が多いような気も…。特に営業の仕事をしている友人は、急に残業や接待が入るから、平日の夜はデートできないって泣いていました。そんな、忙しい女子の皆さんは、デートと仕事がバッティングしたら、どっちを優先しているのでしょう?

そこで20〜30代の女子に「デートと仕事がバッティングした時、どちらを優先させることが多いですか?」と聞いてみたところ、「必ず仕事を優先させる」(43%)、「仕事を優先させることが多い」(41%)と、「仕事を優先させる」と回答した女子が、なんと8割以上もいる結果に。ひと昔前は、デートを優先させる女子が多かったような気がしますが、イマドキ女子は、大半が仕事を優先させているようです!

とはいえ、大好きな彼とのデートを断るのは胸が痛むもの。「オレと仕事、どっちが大事なの?」なんて、気まずくならないか心配ですよね。そこで、「仕事でいけなくなっちゃった」と伝えた時の彼の反応も聞いてみたところ、「快く理解してくれることが多い」という彼氏が、86%もいる結果に!仕事ができる女子は、デートのドタキャンにも寛容な男子を選んでいるケースが多いのか、それとも、キャンセルする時の謝り方が上手なのかもしれませんね♪そこで、デートをキャンセルする時に彼を怒らせないコツを聞いてみました。

●「あとでゴハン食べよう!とか、楽しみをひとつ作って約束する」(29歳)
●「マッサージをいつもより長い時間するなどして、穴埋めをする」(31歳)
●「次のデートや休暇で何か手作りプレゼント(お菓子とか)を持っていく」(30歳)

最も多かったのは、「あとでフォローする」という意見。次のデートでの楽しみを作っておく作戦は、確かに成功率が高そうですね。でも「自分の代わりにほかの女の子と遊んでいたら…と、ちょっと不安」(35歳)「彼が怒ってるんじゃないかと気になる」(25歳)など、不安になりながらも仕事を優先している人も少なくない様子。そこで彼を怒らせない上手なデートの断り方を、恋愛心理カウンセラーの清水おりえさんに聞いてみました。

「急な仕事でデートをキャンセルする時は『◯◯の仕事で××のトラブルが起きちゃって、その対応をしないといけないから帰れなくなっちゃった…ごめんね』と、帰れなくなった理由をきちんと説明することが重要です。普段から自分がどんな仕事をしているのか、今どんな状況で忙しいのかを彼に理解してもらっていれば、男性は理性的なので納得してくれるはずです。よくありがちなのが、デートのドタキャンに対して彼から不満を言われた時に、『だって仕事だからしょうがないでしょ!』と感情的に彼を攻撃してしまうこと。そもそも女性は感情的になりやすいので、つい言ってしまいがち。そのうえ、『私の状況を、彼は全然理解してくれない』と感じると、こらえ切れなくなることも多いと思います。でも、攻撃したところで彼のイライラを逆なでするだけなので、逆効果。理由はどうあれ、ドタキャンには違いないので、彼の不満も謙虚に受け取りましょう」

なるほど。「私だって、好きで残業しているわけじゃないのに!」と思っても、感情的になってはいけないですよね。また、清水さんいわく、「最近では、男性より仕事が忙しい女性が増えていますが、『あなたより忙しいの!』などとつっぱったりせず、彼の自尊心を尊重してあげることも大切です」とのこと。忙しくても、相手を思いやる気持ちは忘れないようにしないといけませんね。

でも、忙しい女性が増えているのは分かりますが、彼氏より仕事を優先させる女子が増えているのは、どうしてですか?

「純粋に、夢中になれる仕事をしている女性が増えたからだと思います。女性が仕事に夢中になるのは、男性の“出世欲”とは違って、『やりたいことがある』とか、『夢を叶えたい』といった理由の方が多いようですね。しかし、『仕事が忙しくてなかなかデートの約束ができない』という悩みもよく聞くので、恋愛と仕事の両立に悩んでいる女性は少なくないと思いますよ。ちなみにイマドキの男性は女性とは逆で、残業せずにさっさと帰ってしまう人が増えているとか。草食化の影響なのか…出世願望も強くない傾向にあるといえますね」

また、清水さんによると、ひと昔前の女子の頭の中は恋愛一色のピンク色でいっぱいでしたが、最近では、そのピンク色はほんの一部分だけで、仕事や家族、趣味など、恋愛以外の関心事がたくさんつまってきているのだとか。だから、恋愛は限られた時間の中で楽しむ方がいいと思っている女子も多く、仕事を優先させる女子が増えているのかも。うーん。そう簡単に割り切れない私は、清水さんのアドバイスのように、仕事が忙しくても彼の自尊心を大切にして、彼を怒らせないように頑張ろうかな(苦笑)。(宮 みゆき/C&R)

【取材協力】
清水おりえさん
恋愛や社会の人間関係を中心にカウンセリングを行う臨床心理カウンセラー。最新刊『元カレとよりを戻す方法』(PHP研究所)
清水おりえさん公式サイトhttp://www.orie.biz/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「理想の結婚相手や仕事と恋愛の優先度について」
調査期間/2010/12/16〜12/20
有効回答数/125人(女性)