(20〜30代女性対象・回答者数:225)1周年記念日を迎えられるか…が目安?

続かない恋ばかりしちゃうのは、なぜ?

友人の中でも、とびっきりかわいいと評判のY子。昔からモテモテで、恋人探しに困ることなんてなかったのに、最近久しぶりに会ったら「誰かいい人紹介して!」なんて予想外の発言が…。理由を聞いてみたところ、「彼氏はできるんだけど、長続きしなくて…」とのこと。なんでもここ半年間で、4人もの男性と付き合ったのに、どの人とも1カ月もたたないうちに別れてしまったのだとか…。

たしかに1カ月も続かないとなると、それを「お付き合い」と呼んでいいのかさえ微妙なところ。でも、こういう“続かない恋愛”を繰り返している女性って意外と多いのかも!?そこで、20〜30代の女性に直撃!過去の恋愛で一番短かった交際期間を聞いてみました。すると、

1位:3カ月未満
2位:1カ月未満
3位:半年未満、2週間未満
4位:1週間未満
5位:3日未満、今の彼氏以外の交際経験がない

と、なんとTOP5は半年未満の交際期間が並ぶ結果に。別れてしまった理由も聞いてみると、

●「付き合ってみたら想像していた人と違ったから。顔で選んで失敗!」(32歳・半年未満)
●「初めてできた恋人で、好きでもないのに付き合ってしまったから」(26歳・1カ月未満)
●「相手に告白され、『私も好きかも?』と思って付き合ったけど、いざ付き合ってみたら、それほど好きではなかった」(27歳・1週間未満)
●「あまり相手のことを知らないうちに、勢いで付き合ってしまった」(26歳・3カ月未満)

など、自分の気持ちが“好きモード”になっていないのに付き合ってしまって…という回答がズラリ。う〜ん、これでは長続きしないのも納得のような。まぁ、どの恋愛も長続きしなかった…という人ばかりではないと思いますが、冒頭に出てきた友人のように、毎回、恋が長続きしないという人って、もしかして何か原因があるのかも!?恋愛カウンセラーの楠本貴之さんに聞いてみました!

「恋愛が長続きしない人には、大別すると3つのタイプがあります。1つ目は、“恋愛のハードルが低い”タイプ。このタイプの人は、例えばクリスマスにひとりでは寂しいからと、とりあえず誰かと付き合ってしまったり、恋人がいないのが恥ずかしいからと、好きでもない人と付き合ってしまうなど、恋愛感情の有無に関係なく、あくまで自己都合や欲求で安易にお付き合いを始めてしまうのが特徴です。恋愛が長続きする人と比べ、友人と恋人との境界線があいまいで、そもそも恋愛を長続きさせようなどとも思っていないので、お付き合いを始めても、ある程度の期間を一緒にいると、何か物足りなさを感じて破局してしまうのです。

2つ目は、“熱しやすく冷めやすい”タイプ。このタイプの人は征服欲が強く、『お目当ての人を落とすことができた!』と、征服すること自体に情熱を燃やすので、達成してしまえば、そこで満足してしまうのが特徴です。もともとお付き合いした相手との間に愛を育てるつもりがないので、心の中では恋愛を長く続けたいと思っていたとしても、知らず知らずのうちに、また違う刺激や情熱を傾けられる対象を求めてしまいます。

そして3つ目は、“非現実的な恋愛イメージを持っている”タイプ。これは、一般的な恋愛の尺度を知らない恋愛経験の少ない人や若年層に多いと言えます。『こうあるべき』、『こうすべき』、『これくらい、してくれて当然』という、自分の中にある恋愛イメージがあまりにも非現実的であるため、実際にお付き合いをしてみると、そのお付き合いが自分の中の恋愛イメージとかけ離れていることに幻滅し、恋愛を長続きさせることができなくなってしまうのです」

なるほど…。恋が長続きしないのには、やはりそれなりの原因があったのですね。でも、「将来的には結婚したい!」と考えているのであれば、そうは言っていられないのも事実。恋を長続きさせる秘訣も、ぜひ教えてください!

「恋愛を長続きさせるポイントは3つ。まず1つ目は、“自分をよく知る”こと。例えば、自分が寂しがり屋で嫉妬深い性格なのであれば、恋人にはメールや電話をまめにしてくれる相手を選んだ方が、関係もうまくいくもの。もし『メールや電話は大嫌い』という相手を選んでしまったら、仮にお付き合いできたとしても、どんどん不満や不安が募ってしまうでしょう。しかし、自分の性格をきちんと把握できていれば、必然的に自分が相手に何を求めるのかも分かるので、このようなミスマッチはなくなるはず。まずは自分をよく知ることが大切です。

2つ目は、“相手をよく知ったうえで恋愛する”こと。例えば、化粧品の購入ひとつとっても、情報を得ないまま購入すれば、自分の肌に合わなかったり、不満が残る可能性が高いもの。恋愛も同じで、相手のことをよく知らないままお付き合いをするのは、ギャンブル的要素が非常に高いと言えます。恋愛を長続きさせるために、事前に相手の人の“人となり”を知る努力をして、自分に合うか合わないかを見極めましょう。

3つ目は、“恋が長続きしないことをきちんと問題視する”こと。若い時はいろんな恋愛をすることで、学びや成長を得ることもありますが、いつも恋愛が長続きしない人は、“長続きしない”という現実を安易に考えてはいけません。明らかに相手に非があるのなら別ですが、自分にも原因がある、もしくは、相手に非がないにもかかわらず長続きしない恋愛を繰り返してきた場合は、どこかで原因をつきとめる努力をして、その流れを断ち切る必要があります。というのも、長続きしない恋をたくさんしてきた人は、結婚する年齢が非常に遅かったり、場合によっては結婚できなかったり、また、結婚をしてもすぐに離婚してしまうケースも多いのです。そうならないためにも、早めに問題意識を持つことは重要と言えます」

長続きしない恋愛を繰り返すことが婚期の遅れに繋がるなんて、それは怖いですね…。いつも恋愛が長続きしないという人は、楠本さんのアドバイスを参考に、自分が3つのタイプに当てはまっていないか、チェックしてみて!(清川 睦子/verb)

【取材協力】
楠本貴之さん
恋愛カウンセリングセンター代表。恋愛相談から夫婦問題まで。日々多くの人々の悩みに応える恋愛コーチングプロアドバイザーとして活躍中。
楠本さんの恋愛相談BLOG「恋愛駆け込み寺」

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「恋愛や男性のタイプについて」
調査期間/2010/11/25〜11/29
有効回答数/225人(女性)