手作りシチューで彼が心身ともに温まりますように…

彼氏が風邪を引いたときのベスト&NG対応は?お見舞いの注意点

もし彼氏が風邪をひいてダウンしたら……皆さんどうしますか?
やっぱり彼女としては心配だし、お見舞いに行ってあげたいと思いますよね!でも、お見舞いって突然行ってもいいものなの?それに、お見舞いに行ったら、おかゆぐらい作ってあげた方がいい気もするけど、逆に迷惑だと思われたらイヤだし……と、いろいろ考えてしまう人も少なくないはず。

そこで、コラムニストの石原壮一郎さんに「彼氏のお見舞いに行く時の注意ポイント」を聞いてみました。

ポイント1.お見舞いに行くことを事前に伝える



ポイント1.お見舞いに行くことを事前に伝える

「彼氏が熱を出して寝込んでいることが分かったら、まずは事前に『大丈夫?何か食べる物買っていこうか?』などと様子をうかがい、彼の体調を気遣ってあげることが大切です。

アポなしの急な訪問は、場合によっては喜ばれないことも多いので、必ず彼に都合を聞いてから行くようにしましょう。また、お見舞いはあくまで相手の体を心配し、相手を労ってあげたいという気持ちから行くもの。

“ステキな彼女”と思われたくて張り切る気持ちも分かりますが、彼が弱っているところにつけ込むように、ここぞとばかりに“イイ女アピール”をしてしまうと、『この子は俺の体を心配しているんじゃなくて、自分のことをアピールしたいだけなんだ……』と思われてしまう可能性も。

そうなると喜ばれるどころか、逆に迷惑に感じられてしまう危険性があるので、気をつけてください」

サプライズ訪問の方が喜ぶかも!なんて思っていたけど、それは逆に迷惑かもしれないってことですね。

ポイント2.世話の焼き過ぎに注意する



ポイント2.世話の焼き過ぎに注意する

では、事前に彼氏からお見舞いのOKがもらえても、部屋の掃除をしたり、手料理をふるまうのは控えた方がいいの?

「それはふたりの関係性にもよりますね。普段から部屋の掃除をしてあげたり、頻繁に手料理をふるまっている間柄ならいいと思いますが、そうでないのなら、『何かしてほしいことある?洗濯しておいてあげようか?』など、一度彼の意向を確認してから行う方がいいでしょう。

ただ、あれこれ何でもやってあげる世話焼き女房が、必ずしも歓迎されるとは限りません。例えば、今まで一度も手料理をふるまったことがないのに、お見舞いに行った時だけ料理を作るのは、少し不自然ですよね。

相手に“不自然”と感じさせる行為は、やはり『この子はイイ女アピールしようとしているんだ』と見なされてしまうかもしれないので、やりすぎには注意しましょう」

確かに、普段やらないことを彼氏が風邪をひいている時だけやってあげるのは不自然かも……。

ポイント3.相手に気を遣わせないことが大事



ポイント3.相手に気を遣わせないことが大事

ちなみに、彼氏に『○○してほしい』と言われた場合は、その通りにやってあげても大丈夫ですか?

「言われたことはその通りにやってあげても大丈夫ですが、彼に何か頼まれた時は、その内容の2割増しでやってあげると、さりげない気遣いが喜ばれますよ。

例えば、彼が『来る時にスポーツドリンクを買ってきてほしい』と言ったら、そのほかにも、すぐに食べられるゼリーや、体に優しいお惣菜などを買っていってあげましょう。普段から彼に手料理をふるまっているのであれば、煮魚などを作って持っていってあげるのもいいかもしれませんね。

ただ、この時、食べるのを強要するのはNG。あくまで『よかったら食べてね』と言って置いてくるのがポイントです。

お見舞いで重要なのは、相手に気を使わせないこと。『せっかく買ってきてもらったから食べなきゃ……』なんて思わせてはいけません。

また、彼を心配するのはいいのですが、『お風呂に入った方がすっきりするよ』や『この薬は絶対に効くから飲まなきゃダメだよ』など、自分の考えを押し付けるのもやめましょう」

ポイント4.お見舞いの時間は30分を目安に



ポイント4.お見舞いの時間は30分を目安に

うーん、お見舞いってけっこう気をつけるべきポイントが多いんですね。ほかにも注意点ってありますか?

「彼に何も頼まれなければ、お見舞い時間は30分を目安に。『すぐ帰るから』『夕飯だけ作っていこうかなと思っているんだけど……』など、事前に自分の滞在プランを話しておくと、彼に気を使わせなくてすみますよ。

また、胸元が大きく開いた服やミニスカートなど、セクシーな服装は避けるのが無難。男性にはある種の使命感があるので、『もしかして彼女は押し倒されるのを期待しているのかも……』なんて思ってしまうことも。

まぁ“彼女がお見舞いに来る”となったら、実際には多くの男性がある程度の甘いシチュエーションを期待してしまうものですが、体調を考慮すれば、刺激を与えないようにするのが一番。彼の方から求めてきたとしても、『治ったらゆっくりね』とやんわりなだめましょう。

彼の部屋にいる時間もそうですが、相手に『もうちょっと一緒にいたかったな』と、惜しませるぐらいがベストです!」

ポイント5.家を出た後にメールで励ましを!



ポイント5.家を出た後にメールで励ましを!

ちなみに石原さんいわく、「彼の家を出たあとに、『お大事に。ちゃんと寝てしっかり治すんだよ☆』といった内容のメールを送ると、心配している気持ちが伝わって、彼も喜んでくれると思いますよ」とのこと。

生活面でのフォローだけでなく、心細くなっているかもしれない彼氏の心も支えてあげられたらベストってことですね♪(清川 睦子/verb)

【取材協力】
石原壮一郎さん
コラムニスト。「大人」モノの元祖&本家として日本の大人シーンを牽引。テレビ、雑誌、ウェブ、ラジオなど、幅広い分野で活躍している。著書に『大人力検定』『L25女子力検定』『大人の合コン力検定』『夫婦力検定』など多数。
石原壮一郎さんの公式サイト:大人マガジン
http://www.otonaryoku.jp/