恋人と手をつないで歩いてますか?

“倦怠期な気持ち”をラブラブに戻すには?

突然ですが!倦怠期って長く付き合っている男女が陥りがちなイメージありませんか?相手との関係性に慣れてしまってドキドキ感が薄れたり、一緒にいることに飽きてしまって、「ウザイ」と感じるようになったり…と、原因はいろいろありそうだけど、実際はどうなのでしょう?さっそく20〜30代の女性に聞いてみました!

まず、「過去に、倦怠期を経験したことがありますか?」と聞いたところ、35%の人が「ある」と回答。意外と少数な結果に驚きです…。次に「付き合ってどのぐらいで倦怠期に陥りましたか?」とも質問したところ、

付き合って一年経つと倦怠期に陥りやすい!?



 ・1年…27%
 ・2年、3年…各20%
 ・半年…14%
 ・3カ月…7%
 ・4年…6%
 ・5年、6年以上…各3%

と、世間的に「倦怠期に陥りやすい」と言われている「3カ月」や「半年」、「3年」を抑えて、「1年」という声が最も多い結果に。1年といえば、「初めての記念日だね〜」なんて、ラブラブ〜♪な時期という気もしますが…。ちなみに皆さん、どのようなことで倦怠期だと感じたのでしょう?

●「彼と一緒にいるのが面倒くさくなり、うっとうしく感じるようになった。彼より友だちと遊ぶことを優先した」(28歳)
●「彼と会う時に、おしゃれする気がなくなった。ラクな格好やノーメイクで、平気で会えるようになった」(32歳)
●「半同棲の状態だったので、ドキドキ感が薄れてしまった。そばにいるだけでイライラしたことも…」(38歳)
●「一緒に何かをしていても楽しいと感じられず、彼によく『つまらないって感じだね』と言われた」(27歳)
●「私が彼に飽きて浮気願望が芽生えてしまい、合コンに通ったり、ほかの男の人とデートをしたりした」(23歳)

多くの人が「彼との関係性に慣れてしまった」、「ドキドキを感じない」、「一緒にいても楽しくない」といった気持ちの変化から、倦怠期の訪れを実感した様子。でも、そもそも倦怠期ってどんな理由で訪れてしまうのでしょう?恋愛カウンセラーの橘つぐみさんに聞いてみました!

倦怠感を感じるのは“付き合いの長さ”よりも“付き合いの密度”から



「倦怠期は、“相手を完全に自分の手に入れた”と思うことから、訪れてしまうのがほとんど。すでに手に入れたと自覚しているので、相手が自分の元から離れていかないだろうという安心感から、ドキドキ感が薄れたり、友だちとの用事を優先させたり、身だしなみに気を使わなくなってしまうのです。また、倦怠期を感じるのは、“付き合いの長さ”よりも“付き合いの密度”によるとも言えます。例えば、遠距離恋愛であまり会えない関係であれば、5年経っても倦怠期に陥らないカップルもいますが、付き合ってすぐに同棲してしまったり、頻繁に会える間柄だと、半年でも倦怠期に陥ってしまったりするものなのです。それに、親密な交際を続けていれば、相手の言動の“次の展開”が読めるもの。例えば、デートをしていても、『この映画を観たあとは、近くのイタリアンでご飯を食べて、ホテルに行くんだろうな…』など、流れが読めてしまうと退屈に感じ、そこから倦怠期に陥る…ということも少なからずあると言えます」

確かに、アンケート結果で「半年」と回答した人が14%もいることを考えると、付き合い始めてから急速に親密度が増せば、期間は関係ないというのも納得です。

とはいえ、「倦怠期を迎えることは、一概に悪いことではない」と橘さん。それはなぜ?

「倦怠期は、先程も述べたように、相手の行動や気持ちが、ある程度読めるようになるからこそ起こるもの。裏をかえせば“お互いを理解できている”ということにもなります。倦怠期をうまく乗り越えて、萎えつつある気持ちを復活させれば、安定した、いい関係を築くことができ、結婚へも大きく近づくはずです」

そんな“倦怠期で萎えてしまった気持ちを復活させるコツ”、ぜひ教えてください!

倦怠期を乗り越えるには、“いつもと違うこと”をする



「倦怠期に陥ってしまった気持ちを復活させるには、“いつもと違うこと”をすること。例えば、会えばいつも一緒に食事をするだけだったカップルなら、スポーツでも何でもいいので、共通の趣味を持ってみるとか。また、自分の好きな本やマンガを彼にも読んでもらって、感想を言い合うのもオススメです。新しい何かを始めれば、会話のネタも増えて、新鮮な気持ちを感じることができるもの。もともと何かしらの共通点を感じて、惹かれ合ったふたりなら、すぐに気持ちも復活するはず。」

「また、彼女の方が彼に飽きてしまったのなら、ほかの男性に目を向けることも気分転換になります。もちろん浮気はオススメしませんが、ただ会って話しをするだけなら、彼の良さを再確認できるきっかけになることも。ちなみに、倦怠期を感じた時に最もやってはいけないのは、『私のこと本当に好きなの?』とか『なんでどこにも連れてってくれないの?』などと彼を問い詰めること。追及すると男性は逃げたくなってしまうので、避けた方が無難です」

なるほど。やっぱり、新鮮な気持ちを取り戻すことが、何よりも大切なんですね。うまく乗り越えることができれば、関係を一歩深めることもできる“倦怠期”。もしかしたら、結婚する前に経験しておいた方がいい期間なのかもしれないですね。(野々山 幸/verb)

【取材協力】
橘つぐみさん
「つぐみ恋愛相談所」代表で恋愛コンサルタント。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社)、『最終彼氏の見つけ方』(大和出版)などがある。
橘つぐみさん公式サイトhttp://www.293renai.com/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「夫婦別姓や女性のファッションについて」
調査期間/2010/8/26〜8/30
有効回答数/203人(女性)