旅行計画はふたりで立てましょ♪

旅行中、彼に嫌われないようにするためには?

夏休みと言えば、滅多にない長期休暇のチャンス。大好きな彼と旅行を楽しんだ人も多いのでは?もしくは、これからちょっと遅めの夏休みを取って、旅行に出掛ける人もいるかもしれないですね。旅行中って、彼とずっと一緒にいられるのがうれしい反面、いつもは見せないような自分の嫌な部分も見られる機会は多くなりがち。例えば、疲れているせいで自分勝手になってしまったり、思い通りにいかないことにイライラして彼に当たってしまったりなんてことも…。彼と旅行するなら、楽しい思い出だけ持って帰りたいもの。そこで、せっかくの旅行が台ナシになるのを防ぐため、旅行中に彼に嫌われないようにするポイントについて調べてみました!

まずは、旅行中に男性が嫌な思いをした女性の言動を探るべく、20〜30代の男性にアンケートを実施!「旅行中、彼女にやってほしくないNG行動&言ってほしくないNGワード」を聞いてみると、

●「すぐに『疲れた』『眠い』と言う」(25歳)
●「プランを立てる時点ではどうしようもないことなのに、予期しないトラブルに対して文句や愚痴を言い続ける」(24歳)
●「不機嫌な表情&態度で何も言わない。こちらにまで不機嫌がうつってくる」(29歳)
●「車・電車・飛行機など、移動中にずっと寝ている」(35歳)

など、ついつい女子がやってしまいがちな行動や言ってしまいがちな言葉に、たくさんの苦情が寄せられる結果に。でも、どれも大したことないように思えるのですが、男性的にはNGなの?苦情件数が多かった4つの言動について、男性心理に詳しい心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。

「例えば『疲れた』という発言。旅行をする時、男性は『多少疲れたとしてもとにかく楽しみたい』『せっかくの旅行なのだからいろんなことをしないともったいない』と思って行動するタイプの人が多いんですね。それなのに、彼女に『疲れた』『眠い』などと言われてしまうと、自分のプランを否定されたような気持ちになって、旅行に対するモチベーションが下がってしまいます。また、男性は急な予定変更を嫌う生き物。特に、綿密に計画を立てるタイプの男性だと、彼女の『疲れた』というひと言で、予定していた場所に行けなくなったりしてプランが崩れることに、イラッとしてしまうことも。移動中に寝たり、夜に早々と寝てしまう行動に対しても同じ。『もっと会話を楽しみたかったのに』『ラブラブな夜を過ごしたかったのに』という気持ちから、せっかくの旅行が計画倒れしてしまったように感じてしまうのです」

「疲れた」なんて口癖のように言っていましたが、男性にとってはかなりのNGワードだったんですね。知りませんでした…。では、不機嫌な態度やトラブルに対する文句については、男性はどういう心境なの?

「まず、不機嫌な態度についてですが、男性は『何か不満があるならきちんと要望を言ってほしい』と考えるので、理由もわからず不機嫌な態度をとられると、どうしていいのかわからなくなってしまいます。女性からすれば『言わなくても察してよ!』と思うような場合でも、ただでさえ普段とは異なる環境。男性にとってはハードルが高過ぎて、パニックになったり、イライラしたりしてしまうのです。次に、トラブルに対しての文句について。多くの男性は、女性がトラブルに対して文句を言うと、それが自分のせいではなくても、すべて自分に言われているような気になってしまう特徴があります。女性同士であれば一緒に文句を言ってスッキリ!なんてこともありますが、男性の場合、例えば突然の雨や渋滞など、自分ではどうしようもないことでも、自分の責任として受け止めようとするので、どんどんストレスがたまってしまうのです」

なるほど。女性的には悪気のない行動でも、男性にとっては大きなストレスになっているんですね…。では、彼を嫌な気持ちにさせずに、仲良く旅行を楽しむポイントを教えてください!

「ポイントは全部で5つ。1つ目は、『自分から楽しむ・はしゃぐ』こと。彼に楽しませてもらおうという姿勢ではテンションが上がるまでに時間がかかり、その間にケンカになりやすいもの。旅行前から一緒にガイドブックを見て想像を膨らませるなど、計画段階から参加することが大切です。2つ目は、『予定を立てた人には従う』こと。途中で文句を言うぐらいなら、自分で計画を立てるか、一緒に計画を立ててください。3つ目は、『こまめに食事や休憩を取る』こと。旅行中のケンカの半分は疲れと空腹によるイライラが原因でおこるものなので、途中でおやつタイムを作るなどして、空腹というケンカの原因をなくすことから始めましょう。4つ目は、『長時間歩いても疲れにくい靴を準備する』こと。女性が“疲れた”と不満をもらす原因のほとんどが疲れやすい靴を履いているためなので、まずは靴のせいで疲れるのを避けることがポイントです。そして5つ目は、『悪いことすべてが、彼のせいではないと心得る』こと。例えば、天候や渋滞は決して彼のせいではないし、道に迷ってしまうのも、地図やカーナビの情報が古いなど、それなりに理由があるもの。文句をぶつけても険悪な雰囲気になるだけなので、常に彼に対する思いやりをもって、トラブルには一緒に対処しましょう」

うーん、なんだか言われてみれば当たり前のことばかりなのに、全然できていなかったかも…。旅行をする時は、この5つのポイントを心得て、楽しい思い出をつくれるようにしたいですね!(清川 睦子/verb)

【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動し、男女の心理の違いを広める。著書に『離れかけた彼の気持ちを取り戻す方法』、『恋の法則のウソ〜だからあなたの恋はうまくいかない?!』など。
織田隼人さん公式ブログhttp://oda999.tea-nifty.com/blog/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「男性限定!好みのタイプについて」
調査期間/2010/7/1〜7/20