米国基準の会計実務のエキスパートとして世界的に知名度の高い資格。企業の海外進出、合併、再編などで、米国基準の会計を使用しなければならない場面が多くなってきているため、外資系企業やグローバルに活動する国内企業などで資格への注目度は高い。
背景にあるのは現在進められている国際会計基準と米国会計基準の統合作業(収斂)。時価会計による資産評価や、連結会計による財務諸表作成に精通するCPA取得者への企業ニーズは高まる一方だ。
試験は2004年4月よりcomputer-based test(CBT)に変更になり、(1)監査および証明義務(2)財務会計(3)法規(4)ビジネス環境と諸概念の4科目で合計14時間の試験となった。試験内容は米国のどの州で受験しても同じだが、認定は州ごとで、受験資格や合格後の登録条件は各州で異なる。原則として大卒または卒業見込みであることが条件で、ほとんどの州で会計学やビジネス関連科目の単位取得が必要。1年を3カ月ごとに4つの時期に分け、各時期の最初の2カ月を試験実施期間として受験者が自由に時間を決め、全米のテストセンターで受験することができる。つまり、1年間で4回の受験が可能。
出題形式は(4)を除いてMultiple-choice(4択問題)80%とSimulation(ケース・スタディー)20%の2種類。Simulationは(4)以外の科目で各2問出題され、コンピュータ上に用意された情報を参照・抽出したり、表計算ソフトなどを使用して解答を作成する。合格基準は未公表。同じ試験期間で1科目から全科目を受験できるが、不合格科目の同試験期間内での再受験は不可。科目合格の期限は18カ月で、最初の科目合格から期限内に全科目を合格する必要がある(CBTの最新情報は各スクールへ問い合わせるか、AICPAが運営するWebサイトを参照)。