原稿と校正紙を引き合わせて誤字脱字などの誤りをチェックするのが校正作業。カタカナや漢字の表記や、文字の大きさや書体がレイアウト通りかどうかの確認もする。書籍や雑誌、新聞をはじめ印刷物制作では重要な作業だ。
この校正技能検定は日本エディタースクールが主催するもので、現在4級と3級(4級合格者のみ受験可)の2段階の試験を実施。フリーで仕事をしたいなら3級取得をめざしたい。資格取得が、「ある一定レベルの校正ができる」という証明になるため、社外校正者の採用の際に目安のひとつにしている出版社もあるという。
収入は1字30銭〜50銭程度といわれるが、ページ数による出来高制や拘束時間による報酬などさまざま。出版物一冊まるごとの校正をまかせてもらえるようになると安定収入も望めるが、それには信頼される技術と経験が必要だ。出版物の内容は多岐にわたる。たとえば料理や編物などの実用書なら作り方に矛盾はないか、小説ならストーリー展開に矛盾がないか、など一歩踏み込んだレベルの仕事が要求される。限られた時間内で正確に仕上げる集中力も肝心。簡単な仕事ではないが、結婚・出産後も自宅で校正の仕事を続けている女性も多い。