音楽療法には、音楽を聴かせて気持ちをリラックスさせる「受動的音楽療法」と、一緒に歌ったり、楽器を演奏したりして、気分の転換やストレスの発散を図る「能動的音楽療法」がある。こうした音楽療法に関する知識と豊富な臨床経験を身につけ、認知症、自閉症などの障害や精神的なダメージを負った人の心のケアを行う音楽療法士は、人の心を癒すという重要な役割の担い手としての自覚を持つことが大切だ。
主催・認定は日本音楽療法学会が行っているが、音楽療法士の資格を得るには、(1)音楽療法の知識 (2)講習会・学会への参加 (3)臨床経験(事例研究レポートの提出) (4)研究発表および症例報告 (5)論文・著書 (6)教育指導経験などについて、同学会に書類申請して審査を受ける必要がある。2001年度からは面接試験も導入され、書類では見極めきれない資質についても判断されるようになった。
また、これとは別に音楽療法士養成コースを持つ認定校の卒業生を対象にした認定音楽療法士(補)認定試験が01年度より開始された。この試験の合格者は、音楽療法活動の臨床経験が3年を超えた時点で学会に申請することで、審査を経て正式に音楽療法士として認定される。