イタリアンスポーツカーの名門といえば、本来フェラーリではなくマセラティであった。皮肉にも1997(H9)年にマセラティはフェラーリ社傘下となる。フェラーリのクオリティコントロール下で初めて作られたのが3200GTと呼ばれるGTカーであり、その進化版である“クーペ”のオープンモデルがこの“スパイダー”だ。クーペよりも200mmホイールベースを切り詰め、2シーター化。クーペのデザインは巨匠G・ジウジアーロ率いるイタルデザインだが、オープン化はピニンファリーナが担当したという豪華さである。ソフトトップはもちろん電動式フルオートマチック。古典的なロングノーズ・ショートデッキスタイル、コノリーレザーをふんだんに使った豪奢なインテリア、トランスアクスルをもつ後輪駆動方式の採用など、走りと雰囲気を両方楽しめるモデルに仕上がった。エンジンは4.3LのV8。390psという大パワーを絞り出し、その排気音はフェラーリ風だ。ミッションは6MT、もしくはフェラーリF1マチックと同じカンビオコルサを選ぶことができる。カンビオコルサはクラッチペダルのない6MTで、ハンドル奥のパドルスイッチでマニュアル操作する。
| ボディタイプ | オープン |
最高出力 (馬力) |
390
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| 全長×全幅×全高 (mm) | 4303×1822×1305 |
駆動方式 | FR |
| 排気量 (cc) |
4244
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乗車定員 | 2名 |