1990年にNSXでミッドシップスポーツカーの頂点を極めたホンダが、その興奮冷めやらぬ翌1991年に軽スポーツカーの分野でも不世出の名車を生み出した。軽自動車初のミッドシップオープン2シータースポーツとなるビートの誕生である。3気筒SOHC12バルブのMTRECエンジンは自然吸気ながら軽自動車最高の64psを発生。MTRECによるレスポンスの鋭いエンジンフィールは自然吸気エンジンのスポーツカーらしい振る舞いを味わわせてくれるものだ。NSXとよく似た大型のドアを開けて室内に乗り込めば、オートバイ感覚の小さなメーターナセルがステアリングの上にちょこんと載っている。タイトなコックピットに置かれたゼブラ地のシートに腰かけ、コキコキと小気味よく作動するシフトレバーの感触を味わえば、心が自然に躍り出すようだ。その走り味は、パワー感こそターボ車に比べれば物足りないが、その軽快さにおいて勝るクルマはなかった。もう二度と軽自動車では味わえないスタイルのスポーツカーであることは間違いない。
| ボディタイプ | オープン |
最高出力 (馬力) |
64
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| 全長×全幅×全高 (mm) | 3295×1395×1175 |
駆動方式 | ミッドシップ |
| 排気量 (cc) |
656
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乗車定員 | 2名 |