456MGTに代わるフェラーリのフラッグシップ4シータークーペ。車名の612は6L12気筒を表すと思われるが、実際の排気量はマラネロと同じ5.75Lである。全長4.9mという大型クーペで、ホイールベースは456Mに比べ何と350mmも延長された。これによりV12エンジンを理想的なフロントミッドシップとすることができ、トランスアクスル方式を採用することで、前後重量配分も前46%:後54%とFR(後輪駆動)スポーツカーとして優れたバランスを誇る。またフェラーリ初のオールアルミスペースフレーム構造を採用、大型化したにもかかわらず重量は抑えられた。サイドシルエットがえぐれた独特のフォルムは、大女優イングリッド・バーグマンに捧げられたワンオフフェラーリの375MMがモチーフ。フェラーリらしい美しさと見事に融合した個性あふれるスタイリングとなった。デザインはもちろんピニンファリーナだが、主に担当したのは日本人チーフデザイナーだったという。6MTもしくはF1マチックを駆使して540psという大パワーを操れば、最高速度315km/hという途方もない速度でのクルージングが可能である。(2004.5)
| ボディタイプ | クーペ |
最高出力 (馬力) |
540
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| 全長×全幅×全高 (mm) | 4902×1957×1344 |
駆動方式 | FR |
| 排気量 (cc) |
5748
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乗車定員 | 4名 |