6シリーズの後を継いで1990年に登場したのが8シリーズ、850iであった。BMWの2+2高級2ドアクーペという点で6の後継ととらえて良いが、実際は6が5シリーズベースであったのに対し、8は7シリーズをベースとしていたので、かなり大型化されている。ルックスも、3コンビのリトラクタブルライトを備えるM1風フロントマスクにブリスターフェンダーが勇ましく映えるボディライン、鋭くウエッジの利いた全体のシルエットなど、他のサルーンモデルとは一線を画する。1000万円以上というプライスタグも含めスーパーカーの領域に入るモデルだ。当初の300ps5L V12SOHCを積む850iに代わって、1994年モデルからは286psを発生する4.4L V8DOHCの840CiとMテク製の381ps5.6L V12SOHCを積む850CSiが登場。特に850CSiはBMW M社製のエアロパーツとスポーツサス、6MTを装備する、いわばM8と呼んでいいシロモノだ。日本の最終モデルは850CSiとほぼ同じ内外装をもつ840CiMインディビジュアルという限定車であった。
| ボディタイプ | クーペ |
最高出力 (馬力) |
286〜381
|
| 全長×全幅×全高 (mm) | 4780×1865×1340 |
駆動方式 | FR |
| 排気量 (cc) |
3981〜5576
|
乗車定員 | 4名 |