1993/10
2010/02
マセラティ ギブリ(93年〜98年)
ワンメイクレースも開催されたモデル 1960年代に一世を風靡したスーパーカーのネーミングが帰ってきたのは1993(H5)年のことだった。もっとも2ドアスポーツクーペとして、であったが…。ギブリはデ・トマソ傘下のマセラティが放った起死回生のヒット作、名車ビトゥルボをその祖とするミドルサイズスペシャリティだ。事実上、222シリーズの後継モデルと言え、V6エンジンやサスペンションは基本的にキャリーオーバーされた。最大の違いはエクステリアデザイン。ブリスター風の大きく膨らんだフェンダーを前後に採用し、そのマッシブなイメージに沿うようリアスタイルもハイデッキタイプに変更。顔つきやキャビンにビトゥルボ以来のイメージを残しつつも大胆な変身を遂げている。本国には2Lと2.8LのV6ツインターボが設定されたが、日本へは2.8L仕様の6MTと5ATが輸入された。豪華なインテリアとスポーツカー並みの動力性能を誇る、大人のためのスペシャリティである。1997(H9)年にはワンメイクレース用に開発されたスパルタンモデル、ギブリカップも販売された。(1993.10)
久しぶりに正規輸入されるランチアデルタ 【試乗by西川淳】
どういうブランド戦略を立てるのか気になるフィアット首脳陣はこう明言した。ランチアとアルファロメオの関係は、マセラティとフェラーリのそれに似ている、と。なるほど、そうであればスポーツ=アルファロメオでのレース活動と、ファッション中心のブランドマーケティングを行うラグジュアリィ=ランチア、という現在の位置づけがよく理解できる。来年、日本市場へ再びランチアが正規輸入される見込みで、その初っ端が今回紹介するデルタになるわけだが、“ランチアデルタ"という名前にもはや、過去のラリーイメージを被せてはいけない、ということ。初代ランチアデルタといえば、言ってみればランエボ&インプの先祖のよう[全文](2008/10/06)